大学院工学研究科
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2017年4月改組前の工学研究科12専攻
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応用物理学分野

応用物理は“科学と技術のインターフェース”

応用物理学分野 応用物理学は、基礎から応用まで幅広い範囲を対象にしています。この目を重視したカリキュラムを組んで、多岐に渡る教育を行っています。

 持続可能な社会を創っていくために、省資源、省エネルギーで環境にやさしい先端技術の必要性が高まっています。自然や現象、そしてさまざまな物質を、物理学を基礎にしてミクロな原子の世界まで掘り下げることによって、我々がこれまで手にしたことのない新しい技術や物質を生み出すことができます。一方で、ナノテクノロジーに代表されるように、高度な技術は新しい科学を生み出す原動力にもなっています。応用物理は、新しい物理学の原理の発見や物質の創製といった科学の進歩を、持続可能な社会を実現する技術に高めていくための「科学と技術のインターフェース」です。

メッセージ

教員から

教員写真 物理学的思考とは、初めに問題を設定し、それを統一的に解釈する原理を探求することです。近年の情報化社会の 発展によって、様々な情報は公開され共有され、活用されています。大学では最新鋭の装置や計算機を用いて解答を追求する環境は整っていますが、最も重要なことは「いかにして問題を発見し、その答えをどのように探し出すか」を学ぶことです。問題解決能力は知識、技術、経験、理解力の蓄積と養成で高められます。しかし、問題発見能力とは、何を不思議と思い、問題をどのように設定するかということであり、皆さん 一人一人の個性です。問題を明らかに出来れば道は自ずと拓けます。応用物理では超伝導 体、半導体からDNAまで幅広い物質を対象とし、その性質を理解し応用するために研究・開発しています。どのような時代、どのような社会でも通用する応用物理学的思考を一緒に身につけましょう。

先輩から

 応用物理学は現代テクノロジーと基礎物理学の“橋渡し”をする学問です。みなさんがすでに勉強された基礎的な電気特性、光学特性、磁気特性を実際の材料において、 評価し、最大限に引き出すことが応用物理学の醍醐味です。本コースでは、超伝導体、ナノカーボン材料、有機固体や生体材料などを基礎的な知識に加え、最先端の解析・評価手法を身近に感じることができました。これらの経験を通して、“物理する力”を養えることと信じています。

DATA

活躍できる主な就職先

 就職先は電気・電子機器、自動車・航空機、精密機械、化学、情報・通信。エネルギー関連などへ広がっています。また、約10%の学生が博士後期課程に進学します。

卒業生の主な就職先

アイシン精機、旭硝子、旭化成、INAX、イビデン、エィ・ダブリュ・エンジニアリング、NTN、NTTデータ、岡村製作所、キヤノン、京セラ、小糸製作所、公務員、コニカミノルタオプト、コニカミノルタセンシング、SUNX、サンディスク、ジェイテクト、JEFスチール、柴田法律特許事務所、島津製作所、シャープ、昭和シェル石油、スカパーJSAT、スズキ、スター精密、セイコーエプソン、ソニー、ソニーイーエムシーエス、大日本印刷、中菱エンジニアリング、中部電力、デンソーITソリュージョンズ、デンソー、東京証券取引所グループ、東邦ガス、トーメーコーポレーション、東芝、トヨタ車体、豊田合成、豊田自動織機、トヨタ自動車、トヨタテクニカルディベロップメント、ニデック、日本特殊陶業、日本技術貿易、日本写真印刷、日本ガイシ、日本AEパワーシステムズ、日本生命、NEC、NECエレクトロニクス、日本IBM、日本ヒューレットパッカード、野村総合研究所、パナファコム、パナソニック、浜松ホトニクス、東日本旅客鉄道、日立製作所、日野自動車、ファナック、フジクラ、富士岐工産業、富士通VLSI、富士フィルム、富士通 、富士ゼロックス、フューチャーアーキテクト、ブラザー工業、ブリヂストン、ボッシュ、本田技研工業、丸紅、三菱電機メカトロニクスソフトウェア、三菱化学、三菱電機、三菱重工業、村田製作所、ヤマハ、ユニチャーム、リクルート、リコー、リンナイ、ロームなど

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