大学院工学研究科
改組情報
2017年4月改組前の工学研究科12専攻
新専攻はこちらから

電気工学分野

持続可能なエネルギー社会をめざして

電気工学分野 電気エネルギーは、市民生活や経済活動を支えるエネルギーとしてさまざまな分野で使われていますが、その利用の増大は、深刻な環境問題・資源問題を引き起こします。このため高い信頼性と品質、優れた経済性、高効率化および地球環境との調和が強く求められています。本分野では、地球に優しい次世代の電気エネルギー環境を創造し、その実現のための基礎研究と応用技術開発を行っています。

 電気工学分野は19世紀にその基礎が作られ、20世紀になって劇的に発達しました。現在、国家的重点課題として挙がっている項目のすべてに電子情報システム専攻の各分野が関わっていると言えます。自然エネルギー・新エネルギーを有効に使いこなすための機器・システムに関する研究など、これからの持続可能なエネルギー社会を支える研究が電気工学分野で行われています。21世紀の将来を明るく夢のある持続可能なエネルギー社会にするために、君たちのような若者によるブレークスルーが求められています。

メッセージ

教員から

教員写真 近代社会は、コンピュータ・照明・医療・交通など、そして産業や家庭まで、あらゆる社会活動の中で最も有用で効率のよい「電気技術」依存を高めています。また電気エネルギーは社会の一次インフラ・ライフラインとして、その重要性がますます高まっています。このような中で、電気エネルギー、電力システム、自然エネルギー、超伝導電力技術、プラズマエネルギー、宇宙電磁環境、機能材料技術などの最先端電気工学は、将来社会を形成するに必要な基盤基礎技術です。電子情報システム専攻の電気工学分野でこれらを学び、電気技術による将来の安全・安心スマート社会を実現しようではありませんか。皆さんのチャレンジを期待しています。

先輩から

 私は電気工学分野の修士課程を出て鉄道会社に就職し、鉄道用電力設備の保守や設備更新の業務に携わっています。鉄道の安全・安定的な運行を確保するために、列車の合間を縫って設備点検を行い、夜間に設定された短い作業時間の中で設備更新の工事を実施しています。設備更新に際しては、ただ新しい技術を採用すればよいのではなく、その信頼性をしっかりと確認した上で設備の仕様を決定すること、限られた予算・時間・用地等の条件の下でいかに安全に列車の運行に影響を与えることなく工事を実施することが、難しくもありやりがいを感じるところです。電気工学は社会生活を支える技術であり、みなさんもそのおもしろさを感じてくれることを望んでいます。

DATA

活躍できる主な就職先

 本専攻(電気工学分野、電子工学分野、情報・通信工学分野)の修了生は、電力会社、電話会社、鉄道などのインフラストラクチャー企業、エレクトロニクスのメーカー、自動車メーカーなどを中心に、色々な企業に就職し、広く産業界で活躍しています。博士課程の修了生は、大学や各種研究機関、企業の研究所などに就職し、研究者・技術者として活躍しています。

卒業生の主な就職先

中部電力、関西電力、北陸電力、東北電力、東京電力、四国電力、九州電力、東邦ガス、NTT、NTT西日本、NTTコミュニケーション、NTTドコモ、KDDI、JR東海、JR東日本、トヨタ自動車、本田技研、デンソー、豊田自動織機、アイシン精機、アンデン、トヨタ車体、アドヴィックス、マツダ、三菱重工、森精機製作所、川崎重工、新日本製鐵、三菱電機、日立製作所、東芝、パナソニック電工、シャープ、富士通、日本電気、ソニー、ルネサステクノロジー、ブラザー工業、セイコーエプソン、リコー、住友電工、東芝産業機器製造、キャノン、村田製作所、サンディスク、新神戸電機、愛知電機、LIXIL、菱友システムズ、任天堂、ファーストリテイリング、富士通関西中部ネットテック、富士フィルム、ヤフー、岐阜高専、各種研究機関ポスドク

ページの先頭へ
お問い合わせ   サイトマップ   名古屋大学トップへ
名古屋大学 工学部・工学研究科
〒464-8603 名古屋市千種区不老町
Copyright © 2012 Nagoya University. All rights reserved.
このホームページは名古屋大学 工学部・大学院工学研究科が管理しています。