大学院工学研究科
改組情報
2017年4月改組前の工学研究科12専攻
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電子工学分野

持続発展型社会の構築のために

電子工学分野 コンピュータや通信ネットワークの普及により、人々の生活は大変高度で豊かになりました。その発展を支えているのがエレクトロニクスです。医療や農業その他様々な分野においてもエレクトロニクスは欠かすことのできない存在となっており、今後その普及はますます拡大すると期待されています。一方で、さまざまなシステムを維持・拡大するために必要なエネルギーは急激に増大し、またこれまでの考え方や方法では、そのシステム性能向上の限界も指摘され始めているのも事実です。

 電子工学分野では、現代社会に生きる人々の期待・ニーズに耳を傾けそれに応えると共に、従来の限界を打破するアイディアを出し、自ら確かめることにより持続的に発展が可能な社会を構築する、即ち未来を創造し実現するための取り組みを行っております。様々な問題を解決し、従来の限界を打破するための起爆力を発揮することが、みなさんの様な若い人たちに求められています。

メッセージ

教員から

教員写真 2011年、日本は600年に一度の災害に襲われ、原発の事故を引き起こし、以前は自由に使用可能と思っていた電気エネルギーに限りがあることを思い知らされました。巷では省・創エネルギーが声高に叫ばれる一方で、通信トラフィック・蓄積データの増大などが示す通り、生活の高度化に対する要求は増すばかりです。持続可能で且つより高度な生活を実現する社会システムの構築という一見二律背反の課題を解決する最重要分野がエレクトロニクスであり、若い人の新しいアイディアと情熱にかかる期待は非常に大きいです。今では当たり前のコンピュータやインターネットも、普及が始まったのは皆さんが生まれたころ、1990年代からです。これから20年後、皆さんの発明・発見で明るい社会になっていたら楽しいと思いませんか?未来への貢献を目指して一緒に取り組みましょう。

先輩から

 私は電子情報工学分野修士課程を修業後、現在自動車部品メーカーにて、エンジン制御ユニットの開発に携わっています。自動車は、今やあらゆるシステムが電子制御されております。センサの入出力回路、マイクロコンピュータ、さらにそのソフトウェアといった電子工学から情報工学まで幅広い専門知識が必要となり、大学での学修が非常に役立っています。また人脈形成も非常に重要で、同窓の先輩も多く思いも寄らないところで助けてもらえます。大学生活は専門知識を身につけるのは勿論ですが、加えて人脈形成や考え方、問題に対する解決方法を身につけることが重要です。名古屋大学は様々なことを学べる環境が整っていますので有効活用し、有意義な学生生活を送ってください。

DATA

活躍できる主な就職先

 本専攻(電気工学分野、電子工学分野、情報・通信工学分野)の修了生は、電力会社、電話会社、鉄道などのインフラストラクチャー企業、エレクトロニクスのメーカー、自動車メーカーなどを中心に、色々な企業に就職し、広く産業界で活躍しています。博士課程の修了生は、大学や各種研究機関、企業の研究所などに就職し、研究者・技術者として活躍しています。

卒業生の主な就職先

中部電力、関西電力、北陸電力、東北電力、東京電力、四国電力、九州電力、東邦ガス、NTT、NTT西日本、NTTコミュニケーション、NTTドコモ、KDDI、JR東海、JR東日本、トヨタ自動車、本田技研、デンソー、豊田自動織機、アイシン精機、アンデン、トヨタ車体、アドヴィックス、マツダ、三菱重工、森精機製作所、川崎重工、新日本製鐵、三菱電機、日立製作所、東芝、パナソニック電工、シャープ、富士通、日本電気、ソニー、ルネサステクノロジー、ブラザー工業、セイコーエプソン、リコー、住友電工、東芝産業機器製造、キャノン、村田製作所、サンディスク、新神戸電機、愛知電機、LIXIL、菱友システムズ、任天堂、ファーストリテイリング、富士通関西中部ネットテック、富士フィルム、ヤフー、岐阜高専、各種研究機関ポスドク

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