大学院工学研究科
改組情報
2017年4月改組前の工学研究科12専攻
新専攻はこちらから

マイクロ・ナノシステム工学専攻

マイクロ・ナノシステム工学専攻 本専攻では新機能性材料の創製、微細加工技術、計測技術、制御技術を基本とし、マイクロ・ナノマシン技術のみならず、小型軽量化の強い要請のある宇宙マイクロ・ナノ技術、および小型高機能化の要求の強い生体医療マイクロ・ナノシステム技術を含み、より集積化、高度化、知能化した新しい機械システムを作り出すことを目指しています。そして、新たな技術開発のための広範囲の問題を総合的に取り扱う新しいマイクロ・ナノシステム工学を体系化するとともに、学際的素養を身に付けた指導的技術者、想像力豊かな研究者を養成することを目的としています。

 本専攻はマイクロ・ナノシステムを総合的に扱うわが国初の工学研究科の専攻であり、名古屋大学大学院工学研究科機械工学専攻、機械情報システム工学専攻、電子機械工学専攻、航空宇宙工学専攻との連携も大きな特色です。学際的、先進的な分野ですので、広く理工系学部、学科の出身者の応募を期待しています。(専攻案内パンフレットより抜粋)

メッセージ

教員から

教員写真 環境にも人にも優しい技術が強く求められていますよね。このような社会的要請に応えるためには、機械システムの一層の知能化、高密度集積化、エネルギ消費量低減等に取り組む人材が必要です。特に、機械システムの超小型化・超集積化、すなわちマイクロ・ナノシステム技術は持続的社会を実現する上でなくてはならない技術です。当専攻はこの重要性を認識し、世界に先駆けて1994年に設立されました。以来、専攻教員が中心となってCOEやグローバルCOE「マイクロ・ナノメカトロニクス教育研究拠点」を推進してきました。これまで世界最先端の設備を共同利用できる環境を整備し、大勢の優秀な人材を育成してきました。目の前にある困難な課題を解決するには、知を統合して俯瞰的なものの見方ができ、グローバルに活躍できる人材が必要です。ぜひ、私達と一緒に21世紀の社会を支えるマイクロ・ナノシステム理工学を学び、充実した日々を過ごしましょう。
マイクロ・ナノシステム工学専攻 教授 新井 史人

先輩から

先輩写真 私は、マイクロ・ナノシステム工学専攻で学ぶことで、最先端のマイクロ・ナノメカトロニクスの実学を学び、未来を切り開く革新的なマイクロ・ナノメカトロニクス研究の楽しさを知ることが出来ました。現在、当専攻が、世界的なマイクロ・ナノメカトロニクス分野の拠点となるよう、日々精進をしています。皆さんも一緒に、マイクロ・ナノメカトロニクス分野のパイオニアを目指しましょう。
名古屋大学大学院 工学研究科 助教
中島正博 2006年3月博士修了

先輩写真 私が研究者の道に進んだのは、マイクロ・ナノシステム工学専攻での経験が大きな要因でした。機械工学だけでなく理学や医療等の様々な異分野が融合した領域の研究活動を通して、科学技術の面白さに魅せられました。最先端の科学技術に触れ実践できるマイクロ・ナノシステム工学専攻で学べたことは私の人生の大きな財産です。
名古屋大学大学院 工学研究科 助教
丸山央峰 2008年博士修了

先輩写真 私は、新井先生のもとで血管内カテーテル手術の支援を目的とした、手術ロボット・デバイスやトレーニング用シミュレータに関する研究を行わせて頂きました。新井先生の熱心なご指導のもとで、研究とそれをとりまくネットワークは大きく展開し、今では、この研究をもとに大学発ベンチャー企業の経営者を務めています。新井先生研究室には、たくさんのチャンスがあって、いろんなことにチャレンジできます。大きく羽ばたいてゆける素晴らしい研究室です。
ファイン・バイオメディカル有限会社 代表取締役
名古屋大学大学院 工学研究科 研究員 池田誠一 2006年博士修了

先輩写真 マイクロ・ナノシステム工学専攻で学ぶということは、これから世の中で活躍することになる最先端の技術を体験できるということです。しかもその応用の幅は広く、常に新しい知識を身につけることができます。前向きな姿勢で学業に、研究に望んで一つでも多くのことを手に入れてください。
立命館大学 理工学部 マイクロ機械システム工学科
安藤妙子 2001年博士修了

DATA

大学院修了者の活動分野

 マイクロ・ナノシステム工学専攻は、平成6年度に設置されたマイクロシステム工学専攻をその前身とする新しい大学院の専攻です。参考として本専攻およびこの分野に関連する大学院工学研究科の博士課程前期(修士)課程・後期(博士)課程を修了した大学院生の主な進路を以下に示します。マイクロ・ナノシステム工学は科学・技術の先端を行く分野ですから、この専攻修了後は皆さんの活躍が期待されています。

修了者の主な就職先

<電子・電機、通信、情報機器>
イビデン、沖電気工業、オムロン、キャノン、三洋電機、シャープ、住友電気工業、セイコー・エプソン、ソニー、デンソー、東芝、日本IBM、日本電気、日本電信電話、日立製作所、富士通、ブラザー工業、ボッシュ、パナソニック、三菱スペースソフトウェア、三菱電機、電子計算センター
<自動車、輸送機器、プラント>
アイシン・エイ・ダブリュ、アイシン精機、石川島播磨重工業、川崎重工業、スズキ、大豊工業、千代田化工建設、東海理化電機製作所、東洋エンジニアリング、トヨタコミュニケーションシステム、トヨタ自動車、トヨタ車体、豊田中央研究所、日揮、日産自動車、日本車輌製造、本田技研工業、マツダ、三菱自動車工業、三菱重工業、富士重工業、ヤマハ発動機
<機械、精密機器>
荏原製作所、オークマ、オリンパス、クボタ、コマツ、ジェイテクト、住友重機械工業、テルモ、豊田自動織機、日本精工、コニカミノルタ、ヤマハ、ニコン、ファナック、浜松ホトニクス、ヤンマー、安川電機、リコー、ニプロ
<材料>
INAX、王子製紙、JFE スチール、神戸製鋼所、新日本製鐵、住友金属工業、住友軽金属、大同特殊鋼、大日本印刷、東レ、ブリジストン、日本ガイシ、日本特殊陶業、日立金属
<運輸、エネルギー>
関西電力、中部電力、東京電力、四国電力、東邦ガス、全日本空輸、日本航空、JR 西日本、JR 東日本、新明和工業
<研究・教育機関・官公庁>
大学教員(愛知工業大学、大阪工業大学、岐阜大学、京都大学、静岡大学、東京大学、筑波大学、富山県立大学、中部大学、東北大学、名古屋大学、名古屋工業大学、三重大学、名城大学等)、高等学校教員、宇宙航空研究開発機構、国土交通省、経済産業省、産業技術総合研究所、特許庁、愛知県、名古屋市、名古屋税関
<その他>
クリニカル・サプライ、シスコシステムズ、住友商事、三菱商事、電通、野村総合研究所、日本総合研究所、丸紅、リクルート

ページの先頭へ
お問い合わせ   サイトマップ   名古屋大学トップへ
名古屋大学 工学部・工学研究科
〒464-8603 名古屋市千種区不老町
Copyright © 2012 Nagoya University. All rights reserved.
このホームページは名古屋大学 工学部・大学院工学研究科が管理しています。