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「テクノ・ウエビナー名大(2021) 女子学生のための工学オンラインセミナー~女子学生の工学への期待と社会からの期待~」を開催 「テクノ・ウエビナー名大(2021) 女子学生のための工学オンラインセミナー~女子学生の工学への期待と社会からの期待~」を開催 「テクノ・ウエビナー名大(2021) 女子学生のための工学オンラインセミナー~女子学生の工学への期待と社会からの期待~」を開催 「テクノ・ウエビナー名大(2021) 女子学生のための工学オンラインセミナー~女子学生の工学への期待と社会からの期待~」を開催 「テクノ・ウエビナー名大(2021) 女子学生のための工学オンラインセミナー~女子学生の工学への期待と社会からの期待~」を開催

「テクノ・ウエビナー名大(2021) 女子学生のための工学オンラインセミナー
~女子学生の工学への期待と社会からの期待~」を開催

2021年12月4日、工学部・工学研究科主催(公益財団法人日比科学技術振興財団共催)でテクノ・ウエビナー名大(2021)「女子学生のための工学オンラインセミナー」を開催しました。
今回のメインテーマは「女子学生の工学への期待と社会からの期待」で、工学を学ぶことに興味をお持ちの女子中・高校生をメインに、保護者、高校生、予備校の方々を対象として、①未来を創る工学の魅力、②女子学生が工学に期待したこと・期待以上だったこと、③企業や研究機関から見た工学系女子への期待、④名古屋大学工学部・工学研究科の女子学生への支援策などを、大学教員、女子学生、OGや企業等からのメッセージにより、オンラインセミナーで発信しました。
当日は、小橋眞副研究科長の司会・進行により、宮﨑誠一工学部長・工学研究科長の挨拶と女性の活躍を含めた工学部・工学研究科紹介の後、「女子学生企画」として、工学部・工学研究科で学ぶ女子学生から、工学を志望した動機や周囲の反応、大学での暮らし、友人や先生との過ごし方、将来の夢、最先端の研究施設での研究の様子や研究の魅力などを紹介しました。次いで、川口由紀教授から「博士支援プログラムの紹介」として、名古屋大学の学生が受けることができる博士課程学生支援(経済的支援、研究支援、キャリアパス支援)、女子学生のための支援プログラムなどを紹介しました。「社会からの理系女性への期待」では、名古屋大学OGである豊田中央研究所小島祥子氏へのインタビューを通じて、社会での経験談と工学を学ぶ女子学生への社会からの期待やメッセージをお伝えし、また、マイクロンギブズジャパン・プログラムマネージャーの堤美帆氏からは、マイクロン財団の学生支援について、ビデオメッセージにより紹介がありました。
「テクノ・ウエビナー名大(2021) 女子学生のための工学オンラインセミナー~女子学生の工学への期待と社会からの期待~」を開催
最後に、工学研究科の女性教員をモデレーターに、「女子学生の工学への期待」をテーマとして、女子学生がライブによる座談会を行いました。また、事前質問や当日質問にもライブでお答えし、時間が延長となるほど大変盛り上がりました。
テクノ・シンポジウム名大は、今回もオンラインによる実施となりましたが、高校生や保護者、学校関係者の方々にとって、大学での研究や修学内容、その後の進路などを直に聞くことができる貴重な機会であり、また、大学教員にとっても最近の高校生の興味や保護者の関心を知ることができる大変有意義なイベントです。
大学や工学部紹介の新しい方法として、本シンポジウムは今後も継続していく予定です。

電気電子情報工学科及びエネルギー理工学科の学校推薦型選抜に女子枠を設定

電気電子情報工学科及びエネルギー理工学科の学校推薦型選抜に女子枠を設定

電気電子情報工学科及びエネルギー理工学科では、入学者の多様性を確保し、工学分野において、社会を構成する比率と大きな乖離が見られる女性比率の是正を目指すため、学校推薦型選抜において、令和5年度入学者選抜(令和4年度実施)から、女子枠を設定しました。
電気電子情報工学科及びエネルギー理工学科の学校推薦型選抜に女子枠を設定
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イオンを流すとナノポアが加熱! ナノポアにおける温度測定

ナノポアにおける温度測定

イオンを流すとナノポアが加熱!

▶ナノライフシステム研究所/生命分子工学専攻 馬場 嘉信 教授 有馬 彰秀 特任講師 ほか

ナノサイズの細孔(ナノポア)は、ナノポアへの電圧印加で生じるイオン流を活用し、1粒子検出が可能なセンサとして利用されています。センサ動作時、イオンと周囲の水分子の衝突に伴うナノポアへの加熱が考えられますが、これまでナノポア温度は変化しないと見なされてきました。しかし今回、ナノポア近傍にナノサイズの温度計を取り付け、計測を行ったところ、ナノポアに加える電力に比例した局所的な温度上昇が明らかとなりました。今後、ウイルスの検出と無害化を同時に行う新型センサの開発が期待されます。
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世界最高レベルの超伝導電流を実現 薄膜中に導入された小傾角粒界(欠陥)

薄膜中に導入された小傾角粒界(欠陥)

世界最高レベルの超伝導電流を実現

▶物質科学専攻 飯田 和昌 准教授 畑野 敬史 助教

名大・東京農工大・九大・米国立強磁場研からなる研究グループは、鉄系超伝導体(Ba,K)Fe2As2で数テスラという大きな磁場中において世界最高レベルの超伝導電流を流すことに成功しました。
高磁場中で大きな超伝導電流を流すためには、超伝導体内部に無数の欠陥を導入する必要があります。研究グループは簡単で低コストな方法で無数の欠陥を超伝導体に導入する方法を見出しました。本成果により医療用MRIなどに用いられる強力な磁場発生用磁石への研究開発の加速化が期待されます。
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NEDOグリーンイノベーション基金事業に採択

NEDOグリーンイノベーション基金事業に採択

▶化学システム工学専攻 永岡 勝俊 教授 旭 良司 教授
 物質プロセス工学専攻 川尻 喜章 教授

4社4機関と共に、NEDOが実施する「グリーンイノベーション基金事業/燃料アンモニアサプライチェーンの構築プロジェクト」(事業期間:2021年度~2030年度)に採択されました。低温・低圧でアンモニアを合成することのできる新触媒をコアとする国産技術を開発し、既存の高温・高圧を必要としない、環境にやさしく高効率なアンモニア製造を実現しつつ、燃料アンモニアの利用拡大に向けた課題を克服することを目指します。

ナノ超構造がもたらす熱・スピン機能変革 本研究の概念図

本研究の概念図

ナノ超構造がもたらす熱・スピン機能変革

▶物質プロセス工学専攻 水口 将輝 教授

研究課題「ナノ超構造がもたらす熱・スピン機能変革」が令和3年度 科学研究費補助金基盤研究(S)(令和3年度~令和7年度)に採択されました。本研究では、ナノメートルサイズの磁性超構造を作製することにより、熱とスピン角運動量の流れ(スピン流)の相関現象に関する革新的な物理を解明することを目的とし、さまざまな熱磁気効果に係る物理の理解を深化させることを目指します。同時に、ナノ磁性超構造を最適化し、これらを活用した新規熱電発電素子への応用性を実証することを目的とし、異常ネルンスト効果(概念図参照)のような熱磁気効果を用いた高効率で多機能な熱電変換デバイスの実現を目指します。本研究から得られた知見や成果を、クリーンエネルギー分野に活用することにより、SDGsの達成と早期の脱炭素社会を実現するべく、研究を進めていく予定です。

次世代型二次電池の研究開発

新規固体電解質とイオン伝導度測定セル

次世代型二次電池の研究開発

全固体リチウム二次電池評価用装置

次世代型二次電池の研究開発

▶電気工学専攻 福塚 友和 教授

地球環境問題への関心の高まりから、二酸化炭素の排出抑制が世界的に望まれ、日本でも脱炭素社会の構築が国を挙げての目標となっています。電気自動車の心臓部は充放電が可能な二次電池ですが、現在の二次電池の主流であるリチウムイオン電池ではガソリン車に匹敵する走行距離などは達成できず、リチウムイオン電池を超える次世代型二次電池が望まれています。本研究室ではリチウムイオン電池に加え、全固体リチウム二次電池、ナトリウム二次電池、フッ化物シャトル電池などの次世代型二次電池に注目して研究を進めています。これらの電池系はポテンシャルが高いものの実用化には課題が多くあります。このような課題に対して、基礎研究や新しい材料開発に取り組んでいます。

ロボット連携ラボ~研究開発したロボットを改良・実証するための場~

ロボット連携ラボ
~研究開発したロボットを改良・実証するための場~

▶未来社会創造機構 長谷川 泰久 教授
 マイクロ・ナノ機械理工学専攻 青山 忠義 准教授

研究グループでは、生活支援や介護支援を目的として開発したロボットを実際の現場で改良・実証するため、国立長寿医療研究センターと共同研究をしています。国立長寿医療研究センターに新しく発足する「ロボット連携ラボ」において、名大の教員や学生が駐在し、実際にロボットが使用される環境でロボットの改良・実証を進め、社会に役立つロボットの開発を目指しています。

省エネ光集積回路に適した新しい薄膜材料 薄膜のEO効果を測定している様子

薄膜のEO効果を測定している様子

省エネ光集積回路に適した新しい薄膜材料

▶エネルギー理工学専攻 山田 智明 教授 長崎 正雅 教授

シリコン上に集積された省エネルギーかつ小型な光変調器の実現に向けて、電気光学(EO)効果を示す強誘電体材料の薄膜化が研究されています。しかし、多くの材料はシリコン上の成長が難しく、プロセスコストの観点でも課題があります。そこで、山田教授らのグループはシリコントランジスタのゲート絶縁膜に使用されているHfO2に着目しました。HfO2はドーパントの制御で強誘電性が発現することが知られており、東京工業大学との共同研究でY添加HfO2膜が1次のEO効果(ポッケルス効果)を示すことを初めて明らかにしました。
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建築物の火災時安全性評価について

火災実験後の鉄骨試験体の様子。
真ん中の梁が大きく変形している。
写真内人物は研究室の博士後期課程の学生(実験を主担当)。

建築物の火災時安全性評価について

▶環境学研究科 都市環境学専攻 尾崎 文宣 准教授

私達は「火」を用いて生活していますが、制御不能となれば火災になります。「地震雷火事親父」という言い回しが古くからありますが、このうち地震は、日本では建物の耐震性能は必ず検討しますが、地震が殆ど発生しない国ではその必要はありません。ただし火事は人が暮らす全地域が対象で、建物は火災に対して必ず安全でなくてはなりません。鋼材でできた建築物(鉄骨建築物)の火災時安全性を研究して、夏には建築物の骨組みとしての火災時挙動を把握するために、学外の大規模加熱炉を用いて実験を行い、やや薄っぺらい鉄骨部材が火災時に大きく変形することで、今までとは異なる荷重の伝達機構(カテナリー的な力の釣合)が形成されることを実験で初めて実証しました。

超並列計算機で拓く次世代ものづくり 超並列計算機で拓く次世代ものづくり

ビルディング・キューブ法による階層型直交メッシュ。計算領域はCubeと呼ばれる立方体領域に分割され、各Cubeは同一の計算セルを有する。各プロセッサに割り当てるCube数を同一にすることで、各プロセッサの計算負荷が均等になり、高い並列化効率を実現できる。

超並列計算機で拓く次世代ものづくり

▶土木工学専攻 西口 浩司 講師

スーパーコンピュータ「富岳」は、48個の演算コアを持つCPUが158,976個も搭載された超並列計算機です。このようなメニーコア・メニープロセッサを有する計算機の性能を最大限に引き出すには、従来とは異なるアルゴリズムが必要です。そこで当研究室では、超並列計算環境に適した階層型直交メッシュ法であるビルディング・キューブ法を用いたオイラー型有限体積法による構造-流体統一解法とその産業応用の研究をしています。オイラー型解法は、空間固定メッシュで構造と流体を計算する解法であり、構造-流体連成問題、構造の大変形問題、構造の破断問題のシミュレーションに適した手法です。現在、スーパー台風下における都市の安全性評価に関する研究をゼネコン各社と連携しながら進めています。また、自動車メーカー各社と連携して次世代自動車の非線形構造解析に関する研究も進めています。

卒業生からのメッセージ

 

西田 竹德さん

西田 竹德さん

住友化学株式会社
エネルギー・機能材料研究所

仮説を立てて検証する。広い視野で考察する習慣が、今の礎に。

博士後期課程までの9年間、名大で過ごした日々が私の人生に与えた影響が大きいことは言うまでもありません。特に入学時には考えていなかったドクター進学という選択は私の人生の一大イベントでした。
研究テーマは持続可能な社会の形成のため近年開発が進んでいる、植物由来化合物を原料とした新規バイオベースポリマーの創出でした。これまでの座学に対し、研究室では自ら仮説を立てて検証していくことに楽しさを覚えました。次第に先生方のように、高分子合成がちゃんと「専門」であると胸を張れるようになりたいと思ったことがドクター進学の決め手でした。わからない実験結果に対し「なぜ?」と繰り返し考察することは時に苦痛でしたが、「原理原則に基づいて考える」という先生の教えの下、問題を切り分けて広い視野で考察する習慣は研究者として私の礎になっています。
会社では熱エネルギーの制御に有用な高分子蓄熱材の開発を行っています。建材等に用いることで生活に快適な温度を保つことができ、エアコンの消費電力抑制にも効果があります。仕事では自分の専門外の内容も多く扱いますが、在学中に培った思考力はどんな分野であっても活用できるので大いに役立っています。みなさんも人生に大きな影響を与えてくれる人や研究にぜひ名大で出会ってください。

西田 竹德さん西田 竹德さん


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山田 香央里さん

山田 香央里さん

株式会社島津製作所 基盤技術研究所
バイオインダストリーユニットバイオグループ

多分野の知識を融合させる。名大での経験が大切な研究姿勢に。

人や社会に役立つことをしたい、それなら医療分野だ! そしてモノづくりでならより広く人や社会に貢献できるのでは? と思い立ち、名大の旧化学・生物工学科に入学しました。
1~3年次は友人と助け合いながら化学・生物の講義についていったことを覚えています。研究室では、念願の医療分野に携わることができ、再生医療応用を目的とし、ナノ粒子を用いた幹細胞のイメージングや温度センシングについて研究しました。研究が生物、分析、量子…と多岐にわたっていたため、4年次からも1~3年次と同じように様々な分野の方と協力しながら研究していました。
今の会社には、何をおいても「科学技術で社会に貢献」を大切にするところに惹かれ入社しました。現在は、バイオ医薬品製造に向けた、LCMSによる細胞の代謝物分析・解析の研究に携わっています。ここでも様々な分野の知識が必要となり、学生時代同様、周りの人を頼りながら勉強する日々です。(また、子供が生まれ復帰したばかりなので、育児も仕事も周りを頼りつつ頑張っています。)研究には様々な分野の融合が重要だと日々感じています。ぜひ皆さんも名大で多くの頼れる友人・先生方と出会い、どんどんご自分の可能性を広げてください!

山田 香央里さん山田 香央里さん


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川口 昂彦さん

川口 昂彦さん

静岡大学
学術院工学領域
電子物質科学系列 助教

研究も、合唱も。突き詰める姿勢が研究職の素養に。

研究室で鉄系超伝導体という新物質の薄膜化に挑戦、合唱団サークルで指揮者に就任、さらに社会人の合唱団も2つ掛け持ち、塾講師のアルバイトも、と充実した学生生活でした。思い出深いのは修士課程での学会直前のこと。1年ほどかけて試料数が200近くなっても薄膜は超伝導を示さず……沈んだ気持ちで学会発表の準備をしていました。そこで、気分転換に実験をしようと思い立ち、失敗だと思って未測定だった薄膜を測定にかけました。すると、その薄膜が超伝導を示したんです! 暗中模索だったところに光が見えて興奮し、急きょ発表内容に組み込みました。その後、この結果がカギとなり、分野内において世界最高特性を示す薄膜を作ることに成功し、超伝導100周年を記念したオランダでの国際学会で招待講演をしました。

就職先は研究職以外に考えられませんでした。これは、合唱団での指揮者としての経験の影響かもしれません。指揮者って研究職と似ているんです。曲の成り立ちから深く調べ、考察し、練習という名の実験を繰り返して最適解を見つけ出す。「できるまでやる!」という姿勢も重要でした。これらの経験が研究職としての素養につながったのだと感じています。現在取り組んでいるのは、「室温トポロジカル磁性を示唆する窒化物の薄膜化と物性解明」。薄膜を作る研究を続けています。室温で使える材料の開発にこだわるのは、実用化を踏まえているから。大きな夢の実現を見据えて、研究に励む日々です。

川口 昂彦さん川口 昂彦さん


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朝羽 俊介さん

朝羽 俊介さん

株式会社東芝
研究開発センター 研究主事

とことん思考する。恐れず試す。チャレンジへの姿勢は今も同じ。

私が所属していた研究室のモットーは、「自分の手を動かすこと」でした。子どもの頃から工作や実験が好きだったこともあり、新しい性質を持った半導体材料を生み出すべく、夢中になって多種多様な実験をしました。実験装置のメンテナンスや改造をしたり、他グループの実験を手伝ったりもしながら、幅広い知識と経験を得られました。山ほどの失敗と少しの成功を繰り返しながら、楽しんでトライを続けました。
大学院での専攻を生かして半導体に携わる現在は、自動車や鉄道、エレベータ、太陽光発電などの電力変換器に使われる、パワー半導体を相手にしています。従来のSiよりも装置を高効率かつ小型・軽量化できる材料として注目を集めるSiCの、すぐれた材料特性を引き出す製造プロセス技術を研究しています。次世代の高性能なSiC半導体の創出に必要なのは、実験結果を正確に理解し、合理的かつ独創的なアイデアを提案すること。それにはまさに名大での研究のように、課題にとことん向き合って考えるとともに、まずはトライすることが求められ、その繰り返しを今も楽しんでいます。この手で進化させた技術が、世界中で働く機械を動かし人の生活を支えることを夢見ながら、今日も挑戦を続けます。

朝羽 俊介さん朝羽 俊介さん


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鈴木 飛鳥さん

鈴木 飛鳥さん

東海国立大学機構名古屋大学
大学院工学研究科
物質プロセス工学専攻 助教

「大学の研究者」を選ぶ決心と、選んだその先。

「大学の研究者」の道を視野に入れ始めたのは、4年生のときの卒業研究がきっかけでした。水素のみを透過する金属の膜に関する研究だったのですが、その特性を記述する方程式として従来とは異なる式を使うと、綺麗に結果を整理できることに気づいたのです。これによってアカデミックなことを突き詰める楽しさを覚えました。とはいえ、昨今ではほとんどの学生が進学しない博士課程に進む際は、将来的な不安から非常に悩みました。しかし、就職活動で大学での研究以上に自分の興味を引くものがなかったことから、進学を決心しました。運よく論文を出しやすい分野だったこともあり、博士号を1.5年ほど短縮で取得することができて、今のポストを得ることができました。
現在は学生の頃とは異なる研究分野で、研究者としての見聞を広げつつ自分の分野を確立しようとしています。主に、機械学習などを活用して、材料を作るための複雑なプロセスの最適化や複雑な構造を持つ材料の特性予測に取り組んでいます。大学は、世の中の技術の基盤となる学理を探求できる場であり、常に新しいことに触れていられるので、今はこの道に進んで良かったと思っています。ぜひ皆さんも周囲に流されずに自分の意志で興味ある道へチャレンジしてください!

鈴木 飛鳥さん鈴木 飛鳥さん


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村松 美穂さん

村松 美穂さん

株式会社エドギフト代表取締役兼
株式会社リクルート

「幼少期からものを生み出す楽しさを」在学中に会社を設立。

とことんものづくりがしたい、そんな想いで選んだ工学部。学部時代はロケットサークルに所属してロケット開発に没頭し、4年次からは鉄に関する研究室に所属していました。また同時に、新しいものを創る楽しさをたくさんの人に届けたいと思い修士2年の時に株式会社エドギフトという教育系の会社を立ち上げました。エドギフトでは、「幼少期から新しいモノを生み出す楽しさに触れてほしい」という想いで子供向けの組み立ておもちゃTEGUMII(テグミー)の開発販売を行なっています。
修了後は、エドギフトを続けるとともに、株式会社リクルートでサービス開発に関わる仕事をしており、兼業の体制をとっています。大きな組織に所属することで得られる経験や出会いがたくさんあり刺激的な毎日を送っています。どちらの会社の仕事も大学の研究分野とは異なりますが、現在の私の挑戦の糧となっているのはサークルや研究を通して「失敗しながらも試行錯誤を繰り返す、新しいことに触れて考え抜くことで新たな発想につながる」楽しさを学んだことです。目の前のことに熱中し楽しむことで、それまでの自分では考えられなかった世界が広がりました。大学は学業だけではない面白いことがたくさんあります。ぜひ多くの人との出会いや経験を楽しんでください!

村松 美穂さん村松 美穂さん


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鈴木 陽香さん

鈴木 陽香さん

名古屋大学 大学院工学研究科
電子工学専攻 講師

不可能を可能に。そして現実の製品に。それが工学研究の喜び。

好きな物理を社会に役立てたいと選んだ工学部。音楽系サークルの活動や家庭教師のアルバイトに挑戦し、選択科目の講義はまず一とおり受けてみて興味に合ったものを受講するなど、大学内外のいろいろなことに目を向ける中で夢中になったのは、プラズマの研究でした。学部~修士時代の研究テーマは、不安定要素の多い液体表面とプラズマとの反応の解明。めざした成果には到達できませんでしたが、前例のない研究は意欲をかき立て、国内の学会での発表やイギリスへの交換留学も経験して視野を広げることができました。

修了後は就職も考えましたが、それ以上に強かったのは、研究を続け成果を出したいという思い。博士課程以降は、高密度のプラズマを均一に広範囲で照射できる大気圧プラズマ装置の開発に取り組んでいます。もともと私がプラズマに惹かれた大きな理由は、応用のために電気や化学・機械・物性の幅広い知識を駆使する点。まさにそれができる研究で、独自の装置を開発し、企業と共同で数年後の半導体製造現場などでの実用化をめざしています。学部時代に進路指導の先生から、その自由度や女性研究者への期待を聞いて惹かれた研究の道で、不可能を可能に変え製品として現実の形にできる、工学研究の喜びを味わっています。

鈴木 陽香さん鈴木 陽香さん


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林 泰広さん

林 泰広さん

中部電力株式会社
電力ネットワークカンパニー
送変電部 技術戦略・開発グループ

パズルのように小さな積み上げが、やがて大きな変革をもたらす。

将来、何か社会に役立つ仕事ができそうだと選んだ、当時の電気電子情報工学科。学部時代は自分の興味の方向性を見きわめるため、情報や電子系を含むほぼすべての講義に出席し、友人たちと切磋琢磨しながら単位を取得しました。そして選んだ研究室は、強電分野。送電経路を遮断する際に発生するアーク放電を、従来のSF6ガスではなく、環境にやさしいCO2などの混合ガスによって消すという、前例のない基礎技術の研究に取り組みました。なかなか思い通りの結果は出ず、出たとしても本当に正しいかを確認するまで喜べない。それでも、パズルのように地道に積み上げ解を出すことが好きな性格と、先生からの「成果を求めても、すぐには手に入らない」という言葉を励みに、研究を楽しみました。

就職後は変電設備の改修・保守に伴う設計業務を経て、新設備の導入検討業務の担当に。国際規格に準拠した設備を当社に導入することも視野に検討を行っていきます。電力自由化など変革期にあるこの業界で、幅広い技術情報を収集し、成果を急ぐことなく積み上げていき、これからの社会に合う技術によってエネルギー供給のあり方に革新を起こす――名大での6年間にも通じる姿勢で、そんな仕事に挑んでいきます。


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劉 暁旭さん

劉 暁旭さん

名古屋工業大学
電気・機械工学科 助教

多くの出会いと挑戦を糧に、日本で研究を続ける道へ。

中国・北京で修士課程に在学していた時、多くの国際会議への参加が刺激となり、海外で博士課程に進もうと決心しました。日本を選んだのは、機械の研究分野のレベルが世界的に高いから。その中でも名古屋大学を選んだのは、製造業の中心地である東海地方に位置し、学術的雰囲気が強いからでした。名古屋大学で取り組んだのは、ダイヤモンドライクカーボン(DLC)薄膜のトライボロジー特性に関する研究。初めの頃は、日本語の会話もままならず困難も多かったのですが、先生や仲間が熱心に助けてくれました。研究を楽しむ仲間の姿勢に影響を受け、トライボロジーに魅了されるように。国内外の学会に数多く参加して、研究者の方々から多くの助言をいただくほか、企業との交流会で代表学生として研究発表を行い、日本の高い技術力にふれて感銘を受けました。こうした多くの経験を通して、トライボロジーの社会的意義を深く理解すると同時に、研究室の先生方への敬意も深まり、日本の大学で研究を続ける道を選択しました。
現在の研究目標は、「自動車エンジンのより低燃費化」と「切削工具の切削性能の向上と長寿命化」。独自の研究に挑戦し、国際的な学術活動を促進したいと考えています。さあ、あなたも名古屋大学で「勇気ある知識人」になりましょう!


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堀部 貴雅さん

堀部 貴雅さん

株式会社ティアフォー
技術開発本部

ライバルは大企業。ベンチャー企業で世界の最前線へ。

漠然と宇宙の勉強がしたいと選んだ機械航空工学科。振り返れば、宇宙開発サークルの立ち上げ、アメリカへの研究留学など、多くの経験をしました。
数学が機械の動きに直結する面白さに魅了され、研究室は制御研を選択。最初のテーマは「倒立振子」と呼ばれるロケットに見立てた一本の棒を制御することでした。しかし当初の実験は失敗の連続。理論的には合っているはず…と暗い顔で机上の数式を見つめる私に、同期から「今から一緒に100回実験するぞ」と提案され、なんとその日に実験は成功。結果を解析すると、気にも留めていなかったセンサーに問題があったことが発覚。なるほど、こういう研究の進め方もあるのか、と自分の考え方が変わった瞬間でした。名大の生活はこのような「自分の知らない世界を見せてくれる人たちとの出会い」との連続でした。
現在はベンチャー企業で自動運転の開発を行っています。複雑な道路環境でどのように車両を制御するか。自動運転は様々な技術の集約であり、制御理論や数理最適化、機械学習、ソフトウェア工学などと言った幅広い分野の知識が必要となります。数式やプログラムと対峙する一方で、困ったらとりあえず実験してみることも。ライバルはGoogleやTeslaといった大企業。技術者として世界の最前線で戦うことができる環境を楽しんでいます。

堀部 貴雅さん堀部 貴雅さん


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多田 健一さん

多田 健一さん

(国研)日本原子力研究開発機構
原子力基礎工学研究センター
炉物理標準コード研究グループ
研究副主幹

自分の直感を信じてやりたいことをトコトン追及!

名大を選んだ動機は『核融合炉開発に携わりたい』でした。講義を聞くうちに核分裂に興味が移り、『原子炉の中を見てみたい』という興味から研究室を選びました。

就職か博士課程進学かは悩みましたが、『今の研究が面白いので突き詰めたい』という真面目な思いと、『スイスで開催される国際会議に出たい』という俗物的な思いから進学を決めました。このように私は今まで自分の直感を信じて進路を選んできました。福島第一原子力発電所事故など、自分の価値観が揺らぐこともありましたが、『原子力は日本のエネルギー源として重要』という信念を胸に研究開発を進めています。

私は現在、基礎的な物性データである核データ評価と、被ばく量評価や原子炉設計等の解析コードを繋ぐ核データ処理の高度化に取り組んでいます。世界的にもこの分野の研究者は少なく、日本では私一人です。最初は専門外で戸惑うことも多かったのですが、大学で学んだ『面白そうなこと』を見つけてトコトン追及するという教えが、今の研究を支えてくれています。幸いにも名大には学生のやりたいにトコトン付き合ってくれる先生が大勢います。是非とも自分の直感を信じて、自分の道を突き進んでください!!

多田 健一さん多田 健一さん


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内村 星央さん

内村 星央さん

三菱重工サーマルシステムズ株式会社
空調機技術部
マルチパッケージエアコン設計G

多くの出会いで広がった視野で、モノづくり全体を動かしたい。

ノーベル賞受賞者を多く輩出する研究環境に惹かれて入学した名大に待っていたのは、数多くの出会いでした。原子力発電所の使用済燃料の再処理に伴って発生する高レベル放射性廃液の処分に使う材料の研究では、机上の検討を実験に移すため、何度も先生方の助言を仰ぎ、仲間と議論して、方針を決定。試行錯誤をしながらも、予測した結果が得られる達成感を味わいました。留学生が比較的多い名大では、研究アシスタントを務める経験もしました。英語でディスカッションをしながら実験を進め、想定どおりの結果にならないときには一緒に解決策を模索する中で、コミュニケーション力が高まっていくのを実感。それだけでなく、自分自身の研究と並行して留学生の研究を手伝うためのスケジュール管理能力もつき、大きな成長につながりました。現在、私が携わっているのは、ビルやホテルの各個室を一括管理できるエアコン室外機の開発です。大きすぎず全体を見渡せる規模の製品に、広い裁量を与えられ開発の計画段階から量産まで関われることに、魅力を感じています。ゆくゆくは開発リーダーとして「自分が手掛けた」と言える製品を世に送り出すことが目標。名大で多くの人と出会い、文化の異なる相手とも接して得た広い視野は、大きな力になるはずです。

内村 星央さん内村 星央さん


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三輪 富生さん

三輪 富生さん

名古屋大学
未来材料・システム研究所 准教授

「なんとなく土木」を、研究にのめり込ませた出会い。

理系だから工学部。身近な土木なら後悔しないだろう。そんな理由で進路を決めた、決して真面目とはいえない学生でした。専門科目には興味深いものもありましたが、4年次に選んだ研究は正直つまらなかった。何か見つかるかもと修士に進んだものの、やはり同じ。ついに中退を決意し研究室の教授に打ち明けると、「それならアルバイトとして、この計算をしてくれないか?」と、教授の研究の一部を手伝うことになりました。

交通計画を立案するため人の行動を数理モデル化する、卒業研究とも共通する内容でしたが、ちゃんと取り組んでみるとこれがおもしろい。だれも知らない答が出てくる。数式をアレンジすると答が変わる。気がつけば、自分でも驚くほど研究にのめり込んでいました。クルマで信号待ちする間にも教科書を読むほどです(笑)。

修了後は企業に就職しましたが、人と違った新しい研究を進めたいとの思いが強くなり、博士課程に再入学。現在は准教授として、当時の指導教官である教授の下、国土交通省などのプロジェクトにも携わりながら、交通計画に関する研究を続けています。独自の研究成果を論文として残したい。その思いが私のエネルギーです。

三輪 富生さん三輪 富生さん


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鵜飼 真貴子さん

鵜飼 真貴子さん

名古屋大学
環境学研究科 助教

やりたいことにいつも手が届く、心強い環境の中で。

幼少時代、住宅の解体から新築までの様子を目の当たりにしてモノづくりの楽しさを感じ、将来は建築に関わりたいと思うようになりました。名大入学後に、建築の三大要素である“用・強・美”の概念を初めて学び、「私はこの先、何を研究していきたいのだろう?」と考えたとき、強く惹かれたのが“用”でした。希望どおり配属された環境設備系の研究室では、1年間のスウェーデンへの交換留学や学会での発表など、やってみたいと思ったことに絶えずチャレンジ。それができる心強い環境の中で、少しの疑問も深く追究し、解決できたときの何にも代えがたい喜びを味わいました。そして、もっと研究を続けたいと、博士課程後期への進学を決意しました。
助教となった現在は、学生時代から研究している太陽熱をはじめとする再生可能エネルギーの利用に加え、エネルギーマネジメントにおけるAIやIoTの活用、ZEBの国際比較などがテーマ。世界各地での記録的な寒波や酷暑など、屋外環境が日々変化する中で、エネルギー消費の多くを占める建物が果たす責任は大きいと感じています。これからの屋外環境や社会の変化に対応する建築環境設備のあり方を、地道に研究していきたい。そのための新たなチャレンジは、今も続いています。
※年間のエネルギー収支がゼロとなる建物

鵜飼 真貴子さん鵜飼 真貴子さん


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工学部長・工学研究科長
宮﨑 誠一

「工学」は、科学を人や社会に役立つ技術へと展開する総合的な学問分野です。その対象は、化学、物理、材料、電気、機械、エネルギー、建築、土木など多岐にわたっています。
産業革命以降、機械化と共にものづくりはめざましい進展を遂げ、それにともなって人々の生活も大きく様変わりしました。一方、現在に至るまでに地球環境問題や化石燃料や資源の大量消費と枯渇などの問題もクローズアップされています。また、工学の担う範囲は、従来の分野だけでなく、医療や創薬、エネルギーや環境、あるいは防災など、大きく広がってきています。最近では、人工知能の急速な高度化が、近い将来、人々の生活や社会構造を大きく変えようともしています。
このような情勢の中で、より高いレベルで「工学」を修め、世界のものづくりのリーダーとして皆さんに活躍していただきたいと願っています。
名古屋大学は門のない開かれたキャンパスが特徴です。緑あふれるキャンパスで、私たちと共に「工学」を学び、直面する課題に果敢に挑戦し、工学分野で「勇気ある知識人」として、赤﨑先生や天野先生に続きましょう。
すばらしい研究成果を皆さんと共に世界に向けて発信できることを楽しみにしています。

ノーベル賞受賞者を生み出した自由闊達な学風の下で実施する
Basics ‒ Specialization - Innovation 教育

より良い工学系人材・勇気ある知識人の育成

世界を代表するものづくり産業の集積地である中部地区の中心的研究大学として、より良い工学系人材育成の期待に応えるため、工学基礎教育を重視すると共に、専門性と総合性を備えた人材育成を目的とした教育組織とカリキュラムを再編成し、学部及び大学院を一体で2017年に改組しました。
グローバリゼーションが加速する国際情勢、新しい価値創造や技術革新をもたらす人材育成の急務化、年齢分布が逆ピラミッド型に変わってゆく状況における社会的なニーズなどの工学分野をめぐる情勢に対応します。
理工系人材育成の必要性を踏まえ、工学全般の分野を網羅した学科・専攻とし、博士人材の育成に繋げます。
育成する人材像(教育目標)

工学部

工学を拓くための学力および資質・能力を備え、
科学に対する強い興味をもとに社会に貢献する人を育てます。

大学院工学研究科

次世代の「工学・技術」を創造・牽引する能力を有し、
(豊かな)専門性と同時に(高度な)総合性と、
(広い)国際的な視野を併せもった、研究者・技術者を育てます。
※( )は、後期課程に付加

学科紹介

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マテリアル工学科
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機械・航空宇宙工学科
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