わたしの6年間
名大祭実行委員の活動に、高度な研究。
思い描いた大学生活を実現できた。
入江 優香
柴田研究室(エネルギー理工学専攻)所属
学部1~3年次/社会の役に立つことを学びたくて、工学、中でもエネルギー分野を選びました。でも大学生活の前半に没頭したのは、入学前から決めていた名大祭実行委員の活動です。企業へのビンゴ大会の景品提供のお願いや、新入生1000人が参加する仮装行列の運営。最初はできるか不安だったことも、ほかの学生に「協力したい」「参加したい」と思ってもらえるよう巻き込み、全員でやり切る達成感を味わいました。男女を問わず学部学科もさまざまな、何十人という友人もできました。
学部4年次~大学院/所属する研究室では、未知の原子核の探索を行っていて、私はPr(プラセオジム)を対象としています。周期表に載っている元素には、原子量が異なる同位体が理論上8000個もあり、そのうち5000個は未確認。それらの発見と性質の解明をめざしています。基礎研究なのですぐに役立つわけではありませんが、発見すれば将来的に放射線やエネルギーを利用できる可能性が生まれます。学部時代は自慢できるほどの成績ではなかった私が、惜しみなく時間を割いてくださる研究室の先生や先輩、目標となる女性の先輩のおかげで、基礎から学び直し大学院で研究を楽しめるまでに。それも名大でしかできない高度な研究に取り組むことができて、入学前の夢が叶った6年間でした。