わたしの6年間
自由な時間も研究も、全力で満喫。
目標は、専門分野の最先端を行くこと。
斎藤 樹
藤原研究室(物質プロセス工学専攻)所属
学部1~3年次/自由な時間が多かった研究室配属前の3年間は、将来のことを考えず、とにかくやりたいことを満喫しました。合計3つのサッカーとフットサルのサークルに所属し、週3~4回はサッカー三昧。アルバイトも塾講師と接客をかけもち。2年次の夏休みには、友人と東南アジアでバックパッカーを経験しました。授業は流体力学や、ものがどうつくられるかを扱うプロセス設計の知識を特に興味深く学び、幼い頃から興味のあった身のまわりのものの仕組みが解明される学びを楽しみました。
学部4年次~大学院/4年次からは、研究を学生生活の中心にしようと決めていました。夢中になれそうだと選んだのが、PCを使って生産システムに役立つ解析を行う現在の研究室です。卒業研究で取り組んだのは、石炭火力発電所の排ガス中に含まれる有害な窒化化合物(NOx)の発生原因究明。発電所から過去6年分のデータを取り寄せて解析し、燃焼室の空気流量や温度差など、どの要素がNOx発生量に大きく影響するかを推定しました。大学院では生産システムから離れ、疾病予想という新たなテーマに挑んでいます。PCさえあればどこでもできるうえ、試行錯誤の結果が早く現れる魅力的な研究手法で、博士課程でもさらに高度な研究に挑戦し、将来は専門分野での最先端をめざします。