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環境土木・建築学科

建築設計課題の成果発表と講評会 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA

建築設計課題の成果発表と講評会

何が学べるか

良好な社会環境を創造するための工学

土木工学は自然環境に対して社会インフラを建設する工学として、一方、建築学は人間生活を収容する人工環境を建設する工学として、それぞれ個別に発展してきました。しかし、両者は良好な社会環境を創造するための工学であり、近年は両者が共同で行う事業が増えています。本学科では、暮らしをより安全・安心で快適にし、自然と調和した社会を築くための基盤について、計画から設計・施工、維持管理、環境との調和のすべてを扱う環境土木工学と、人間の様々な生活行為を含む空間を創造する総合学であり、美しい建築・都市デザイン、安全・安心な構造、快適な環境づくりなどを扱う建築学を学ぶことができます。

社会を支える土木建築の物質ストックの分布

建築設備設計・演習講評会

学びの環境

実験施設など充実した環境での教育・研究

環境土木・建築学科では、2年生から環境土木工学プログラムと建築学プログラムに分かれ、それぞれのプログラムでの教育・研究が行われます。環境土木工学プログラムでは、構造・材料、水工、地盤、計画、環境、国土デザインの6つの分野を基礎に、建築学プログラムでは、建築および都市における計画・デザイン、環境・設備、構造・材料・生産技術の3つの分野を基礎に、実験施設など充実した環境の中、教員の連携のもと手厚い指導による教育・研究が行われています。また、環境土木工学プログラム・建築学プログラムともに、JABEE認定を受けていることも特徴として挙げられます。

世界初の大学内実橋模型NU²BRIDGE

将来への期待

幅広い分野にわたる就職先

環境土木・建築学科の卒業生は8割以上が大学院へ進学します。本学科の上に位置する大学院専攻には、工学研究科土木工学専攻と環境学研究科都市環境学専攻(空間環境学コース、建築学コース)の2専攻があります。大学院博士前期課程修了後は、専門性を含めた活躍を志し後期課程に進学する学生や、社会ですぐに活躍する学生がいます。卒業生は、大学等の研究・教育機関、土木・建築関連の民間企業や行政機関、国際機関など国内外のさまざまな分野において、本学科で修得した高度な専門知識と広い視野、そして豊かな想像力や応用力をもった技術者として活躍しています。

一般向けの地震防災啓発行事

Key Words

社会インフラ

本学科では、道路、鉄道、空港、港湾、ライフライン、防災構造物などの社会インフラに関する総合学問を学びます。社会インフラは、生活のみならず、経済活動、防災・減災、教育・福祉などとも密接に関係しており、人間が日常生活を営む上で必要不可欠な社会全体の基盤となります。

黒部ダム

人と環境が共生する未来へ

建築学とは人間の様々な生活行為を含む空間を創造する総合学です。建築学プログラムでは、建築および都市における計画・デザイン、環境・設備、構造・材料・生産技術の総合的な教育を行い、幅広い視野に立ち高度な専門知識を駆使し得る個性的で創造力豊かな人材を育てます。

2018年度優秀卒業設計賞
「浮かび出す道脈-津波で覆われる街、串本存続のための提案書-」

ここがスゴイ!

  • JABEE認定プログラム

    環境土木・建築学科の教育プログラムは、環境土木工学プログラムにおいては平成16年度から、建築学プログラムにおいては平成20年度から、それぞれ日本技術者教育認定機構(JABEE)による認定プログラムとなっています。JABEE 認定プログラム修了者には、国家資格である「技術士」の第一次試験免除に該当する「修習技術者資格」の自動取得というメリットが与えられます。さらに、JABEE認定プログラムは国際的同等性が保証されており、JABEE修了生が将来、海外留学や技術者として海外で働く場合に有効な手助けとなります。JABEE は、最終的に技術者教育の国際相互承認を目指しており、技術者教育プログラムの質を認定し、教育プログラムの国際的な通用性を担保することを意図しています。

  • 高潮津波シミュレーションシステム

    三次元高潮津波シミュレーションシステムは、津波、高潮、風波およびそれらが複合した流動場を発生させられる長さ28m、幅11mの大規模な平面波浪水槽です。沿岸域の防災・減災対策の確立に向けた研究をしています。

  • 名大東山キャンパスの創造的再生

    20年を超える名大キャンパスの再整備には建築学プログラムの教員が参画しており、その成果は、2015年日本建築学会賞(業績)、平成29年度省エネ大賞・資源エネルギー庁長官賞(業務分野)として表彰されました。

わたしの6年間

興味深い建築構造の学びを通じて、
名大は世界を広げてくれた。

長岡 俊介

荒木研究室[元:古川研究室]
(環境学研究科 都市環境学専攻 建築学コース)所属

学部1~3年次/「工学部へ進み、自分の手でモノをつくりたい」と考えたとき、真っ先に浮かんだのが、幼い頃から興味のあった建築物でした。と言っても、私が好きだったのは、鉄塔など構造的に美しいもの。入学後も意匠より、構造系に関心を持って学びました。「構造設計」の講義では、「この木製の柱や梁にどこまで荷重をかけていいか」を計算して検討し、数字を積み上げて建物ができていくことを実感。法律や規制に合わせて設計する現実的な難しさを感じながらも、興味深く取り組みました。

実際に梁を試作し、上から圧力をかけて応力を測定。深く考え抜き、予測どおりの結果が得られたうれしさは格別です。

名大祭の仮装行列の実行委員に立候補し、2年次に企画リーダーも。メンバーの力を生かすため工夫したのもいい経験です。

学部4年次~大学院/研究室では“新型ハイブリッド梁”の開発に取り組んでいます。木と鉄を組み合わせた梁を住宅に使うと、木だけの梁を使った場合に比べ、細くても高い剛性を出せるようになり、建物内の空間を有効活用できます。目標とする剛性が得られるよう、接着かボルト止めかといった接合方法などを考え、実験やシミュレーションを行っています。学会には定期的に参加する機会があり、全国各地の研究者から質問を受けて新しい視点に気づくこともあります。また、構造設計の講師だった方の設計事務所で、構造計算補助のアルバイトも。それがきっかけで、今後の建築設計の効率化に重要な役割を果たすITにも興味を持ちました。名大での構造設計の探究を通じて、世界は広がっています。

大学院へGO!

土木工学専攻

質の高い社会インフラの形成を可能とする研究者・技術者の養成

土木工学専攻では、社会における土木工学・土木技術の重要性や環境に与える影響を考慮しながら、質の高い社会インフラの形成を導く学理・方法論を研究するとともに、先端的な専門知識と高い倫理観をもつ研究者・技術者を養成することを教育の目標としています。英語による授業や海外インターンシップ制度の充実した最先端土木工学研究プログラム・国際環境人材育成プログラムへの参加も可能で、留学生の割合も3割程度と他専攻に比べて多く、身近な地域から世界までを将来の活躍の場とする教育研究を推進しています。

国際色豊かな教育・研究環境

環境学研究科 都市環境学専攻 持続発展学系

持続可能な都市・地域・国土をつくり出す方法論の追求と実践

地球環境問題や高齢化など多くの課題を抱える人間社会。それを将来にわたって持続可能とするために、基盤となる都市・地域・国土のかたちやしくみを見直し、ICTや新素材等の先端技術をうまく活用できるようにすることが求められています。そのための方法論を研究するとともに、社会で実践できる人を育てます。

都市のあり方が人間社会の持続性を決める

環境学研究科 都市環境学専攻 建築学系

デザイン×工学の統合知で建築・都市を創造・再生

「用・強・美」の面から統合的に学問体系を構築し、建築や都市のデザイン、関連技術に関する教育研究を分野横断的かつ実践的に行っています。多分野の知識を取りまとめてデザインやマネジメントなどの実務へ反映させる能力や、市民や利用者の視点に立脚したボトムアップ型の問題解決力を有する人材の育成を目指しています。

就職状況

●工学部は2017年に改組を行い,新学科での卒業者は出ていないため,学部全体での状況を示しています。

●大学院工学研究科博士後期課程は2017年に改組を行い、新専攻での博士修了者はまだ出ていないため、全体での状況を示しています。