名古屋大学工学部 受験生応援スペシャルサイト

NEWS HEADLINE

ポケモンGoによるアクセス増にも 新光スイッチング技術で対応?

電子情報システム専攻
博士後期課程2年 上田 恒さん ほか

多数の光信号の接続方路を電気信号に変換することなく、低コストで光のまま切り替えができる新たな方式として、空間によるスイッチングと周波数によるスイッチングを利用した複数次元スイッチ構成を提案。試作・実験により有効性を確認し、世界最大規模のスイッチの実現に成功した。
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温めると縮む?! 精密機器の熱膨張制御に期待

物理工学科 応用物理学専攻
竹中 康司教授ほか

ナノ(10-9)メートルレベルの高精度が求められる半導体デバイスや部品のわずかな歪が深刻な悪影響を与える精密機器では、熱膨張制御は必須の技術。様々な新材料を検討し、これまで知られた中で最大の体積収縮量を有する「温めると縮む」新材料、層状ルテニウム酸化物を発見した。
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鳥の羽の発色がヒント 発色メカニズムを新材料に

化学生命工学科 有機・高分子化学専攻
竹岡 敬和准教授ほか

我々の豊かな生活には、安全安価で非退色性に優れた染料や顔料(色材)が欠かせない。このような色材候補として、ステラーカケスなど鮮やかな構造色を示す鳥の羽のメカニズムを参考に、無機微粒子と高分子電解質を用いた退色性の少ない構造発色性顔料、色相が変化する構造デバイスの開発に成功した。
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磁性の起源となる基本物理量の測定に道

物理工学科 物質科学専攻
武藤 俊介(IMaSS)教授ほか

強力な永久磁石や磁気記録媒体などの材料の開発には、ナノ(10-9)メートルオーダーの空間分解能で物質の磁性を測定することが不可欠となっている。透過型電子顕微鏡を用いて、鉄磁気モーメントの原子面分解能測定法を新たに開発、空間分解能の新記録を樹立した。
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非破壊で迅速、ライン検査への応用も 複合材料の繊維配向に新評価法

機械・航空宇宙工学科 機械システム工学専攻
長野 方星教授ほか

航空宇宙分野などで実用化が期待される炭素系複合材料(CFRP)。しかし量産が期待される熱可塑CFRP製造技術では、プレス成型したCFRPの偏りや内部にできる気泡の評価法が大きな課題。今回、赤外線を利用し、複合材料の繊維配向分布を非破壊で迅速に評価が可能な手法を開発した。
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冷媒ガスが不要な冷却!? 局所冷却を可能にする新しい熱電変換材料

物理工学科 応用物理学専攻
岡本 佳比古准教授ほか

エアコンや冷蔵庫などに使われている気体圧縮冷却に代わる冷却技術として、物質中の電子が熱も運ぶことを利用した熱電冷却が期待されている。発見した新材料は、室温からマイナス200℃の幅広い温度で優れた性能を示し、低温で動作するデバイス・材料の局所冷却や、微小な温度差を利用した環境発電の実用化に有力な材料として期待される。
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1つ屋根の下で企業と共同研究

2015年6月開設のNIC(ナショナルイノベーションコンプレックス)は、産学官が集積する新しい研究拠点。ガラス張りの室内にある3Dドライビングシミュレータが目を引くこの施設では、“高齢者が元気になるモビリティ社会の確立”を主要テーマに研究開発が行われている。
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トンガリたい人、応援します

起業をめざす名大生を徹底的に支援する“Tongali( とんがり)プロジェクト”。起業のための知識に加え、経験者からの直接指導や相談などのサポートが受けられる起業家教育プログラムだ。研究成果を、自分の会社から世に送り出す――そんなことも、決して夢ではない。
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減災研究の中枢

防災・減災への取り組みは、地震国日本の重要課題だ。大学内の“減災館”は、巨大地震などに備える減災研究や防災・減災に携わる人材育成を産学官共同で行う“減災連携研究センター”の活動拠点。一般の人に向けたイベントや、熊本地震の企画展といった啓蒙活動も行っている。
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世界のNagoya Universityへ

名古屋大学は文部科学省「スーパーグローバル大学創成支援」に採択され、「世界のトップを目指す先端研究強化」、「魅力あるグローバルなNagoya University」、「成長するアジアのハブ大学」の実現に取り組んでいる。
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JAXA連携、航空宇宙機設計工学講座

名古屋大学では2009年から大学院工学研究科に“航空宇宙機設計工学講座”を開設している。連携協力協定を結んだJAXAの研究者を客員教授・客員准教授として招き、次世代衛星から材料まで広範囲にわたる共同研究と人材交流を行っている。
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日本の道路交通を変える!

環境土木・建築学科(環境学研究科)
中村 英樹教授

工事に莫大な費用をかけずに、渋滞や事故のない安全で快適な道路交通を実現するには? たとえばどの方向のクルマも停止せずにゆっくり進入する環状の交差点“ラウンドアバウト”など、これからの道路設計・運用手法に関する日本有数の研究が行われている。
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数々の賞は評価されている証

平成29年度科学技術分野の文部科学大臣賞科学技術賞を増渕雄一、石原一彰、楠美智子及び社本英二の4教授が受賞、また、若手研究者賞を樫田 啓准教授、新津葵一講師がそれぞれ受賞している。さらに、村上 裕教授が平成28年度日本学術振興会賞、八島栄次教授が紫綬褒章を受賞しているほか、学生の学会での各賞など。多数の受賞・受章は、名古屋大学工学部・工学研究科の研究が世の中に評価された証と言えるだろう。教員だけでなく学生の表彰が多い点にも注目だ。名大工学部・工学研究科の学生にとって、学会発表はもはや日常だ。
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学外からの資金、年間43億円

企業からの受託研究費や共同研究費、国からの科学研究費補助金などの競争的資金、寄付金など、2016年度に工学部・工学研究科全体で獲得した学外からの資金の合計は、年間43億円にもなる。学生が研究の一環として出かける海外での学会発表や研究留学が、大学負担で実施できるのも、この資金あってのことだ。

名古屋発のTED、東山キャンパスで開催

TEDxとは、TED精神の下に世界各地で発足した経験の共有と深い議論で参加者同士の“ つながり” を生むイベント。名古屋大学で開催されている“TEDxNagoyaU”は、2017年7月9日に第5回を迎え、会場となった東山キャンパス・野依記念学術交流館には、全国から多数の参加者が集まり、今年のテーマ「Seed」について価値あるアイデアが熱く発信された。
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工学の研究成果を、社会へ

研究成果は、社会で使われてこそ価値がある。基礎研究から実用化のための開発までを産学官共同で一貫して行う研究所が、IMaSS(未来材料・システム研究所)。ちなみにその“附属未来エレクトロニクス集積研究センター” は、ノーベル賞を受賞した天野教授が所長を務めている。
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キャリア MAP

 

一見 綾香さん

株式会社資生堂
化粧品開発センター
洗浄製品開発G

負けず嫌いを、目覚めさせてくれたもの。

入学後に待っていたのは、のんびりしていた女子高時代とは正反対の日々でした。工学の基礎から始まり、専門性を増していく学び。希望のコースや研究室に入るための競争。仲良くなった同級生の女子はみんな勉強熱心。もともと、こうと決めたら計画を立てて突き進むタイプですが、負けられない気持ちをいつも刺激されました。

大学院に進むつもりも最初はなかったのですが、友人たちの「当然行くよ」という言葉と、卒業後の研究開発職という進路を考え、意識するようになり、進学を選択。研究室では興味のあった遺伝子工学を3年間かけて研究し、その結果、希望どおり研究開発職として就職できました。

入社後は1年目から製品開発担当を任され、開発職3年目からは、将来の製品に使う新素材の研究も行っています。化学的メカニズムを考察しながら自分の手で新しい素材を創り出す仕事に挑めるのは、知識が自分の中でつながるまでがむしゃらに勉強した6年間の学びがあったから。そして、そこまで勉強する気にさせてくれた友人たちの存在や大学の環境があったから。名古屋大学でよかったと、心から思います。


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堀部 貴大さん

カリフォルニア大学バークレー校
化学科

研究は、勇気ある挑戦の連続である。

国内トップレベルといわれる生物機能工学分野の研究に惹かれ、名古屋大学工学部に入学しました。もともと与えられた環境の中で力を発揮することは得意でしたが、新しいことに挑戦するのは苦手。それが変わったのは修士時代、「有機化学の研究を一生の仕事に」と博士課程進学を決断した時期です。

この先は一研究者として、自分だけの強みを色濃くしていかなければ、世の中に必要とされなくなる。与えられるのでなく、自ら問題を見つけ、自分のアイデアと責任で新しい研究に挑戦しなければ――そんな危機感が行動を変えていきました。

修士2年次には、学部時代から手がけていた触媒開発に関する新しい物質の使用を提案し、研究が大きく前進。博士課程2年次には、その研究を発展させ新たな発見をして、新聞にも取り上げられました。自分自身の姿勢の変化に加え、若く勢いのある教授が多く、挑戦を認めてくれる名古屋大学の環境も後押ししてくれたと感じています。大学院修了後には、自分に足りないものをさらに吸収するため、ポストドクターとして米国へ。名古屋大学が育成目標に掲げる“勇気ある知識人”を目指して、挑戦は続きます。


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伊藤 孝明さん

富士フイルム株式会社
R&D統括本部
メディカルシステム開発センター

“世の中初”に挑む。研究のプロセスと喜びは、仕事でも同じ。

地元の工学部という理由で名古屋大学工学部に入学したものの、学ぶ内容がおもしろいと思えず、名大祭実行委員や短期語学留学に費やした大学生活の前半。3年次には就職活動を始めましたが、これという就職先に出会えませんでした。

転機は4年次の研究室配属。「テーマを自分で選び、まだ世の中で解明されていないことを初めて発見する」研究は、それまでの学びとはまったく違うもの。正解のない問題に対して、仮説を立て実験で検証する試行錯誤の中で、「物理的に何が起きているのだろう?」と考察する楽しさに、修士を終えるまでの3年間、夢中になりました。

開発を担当した、乳がん検査用デジタル・マンモグラフィなどのX線装置では、世界最小の被曝量を実現する新技術を開発し、アメリカの学会で発表もしています。開発過程では未知の問題が数々発生しますが、「物理的に何が起きているか、可能性を考えて仮説を立て、検証する」というプロセスとおもしろさは、大学時代の研究と同じ。この先も世の中にない技術を開発し、新しいコンセプトの製品を創り出すことが、私の目標です。


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近藤 猛さん

東京大学
物性研究所
極限コヒーレント光科学研究センター 准教授

工学部からつながっていた、想像以上の未来。

物理を学び、探究したい。研究者になる将来を漠然と思い描き理学部を目指しましたが、受験がうまくいかず範囲を広げて探し、工学部物理工学科の存在を知りました。入学後は望みどおり物理の基礎を学べたうえ、世の中とつながる多彩な研究を知り、視野が広がるのを実感しました。そのうえで4年次には、初心を貫いて基礎物理の研究を選択。“高温超伝導体発現のメカニズム解明”をテーマに、修士までの3年間で、試料である銅酸化物の結晶作製から、海外を含む学内外の設備を使った実験までを経験しました。

その後も研究を続ける道を選び、博士課程と米国MIT・アイオワ州立大学での研究を経て、現在の東京大学へ。同じテーマの研究を続け、独自の実験装置を使って見出した新たな仮説を発表しています。

今振り返ると、トップではないからこそ努力する学生が集まる名古屋大学の風土が、現在につながる原動力に。超伝導という現象をシンプルなアイデアで説明できるレベルまで解明するのは苦難の道ですが、一つのテーマと長年向き合う中で多彩な現象を理解できる物理学の研究は、まさに自分が求めていたこと。その魅力を、思う存分味わっています。


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水野 文菜さん

一般財団法人電力中央研究所
エネルギー技術研究所
火力運用保守領域 研究員

挑みたい。突き詰めたい。興味を持ったことはすべて。

いろいろなことに興味を持ち行動したい私にとって、憧れていた名大工学部はそれができる場所でした。部活動では初めて挑戦するアーチェリーでインカレ出場を果たし、仲間と成し遂げる喜びを味わいました。研究は環境問題への関心から、水中のセシウムを除去するナノスケールのフィルタをテーマに選択。新材料創出のための実験を自由な手法でさせてもらい、自ら手を挙げドイツの学会で発表も経験しました。大学院時代に音楽や美術、ドイツ語の講義を受けたのもいい思い出です。

大学の研究で行ったモノづくりも魅力でしたが、考え抜いて選んだのは、謎を突き詰め解明できる研究職。現在は、火力発電所の排ガス中の環境汚染物質について研究しています。同じ不純物除去でも水と空気とでは大きく異なり、大学で培った知識を活かしながらも一から勉強中です。また大型設備を使う実験など、多くの人を動かす力の大切さも実感しています。総合大学の名大で学部を超えた友人たちと出会い、関心のあることに次々と取り組めた経験を力に、自分で研究テーマを見つけて取り組むチャンスのあるこの研究所で、独自の研究に挑みたい。環境問題の解決につながり、人々を笑顔にできる、付加価値のある研究に。新しいことへの興味は尽きません。


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青沼 理さん

株式会社SUBARU
航空宇宙カンパニー
品質保証部 品質保証技術

刺激的な出会いから得た学びを、憧れの仕事に就いた今も大切に。

強い動機があって名大を選んだわけでもなく、合格した学科も第二志望でしたが、入学後に待っていたのは刺激的な出会いでした。ここぞという場面で集中する友人たちに影響を受け、合唱部ではコンクールに向けて毎日練習に励み、試験前には深夜まで一緒に勉強。努力が成績に表れ、卒業式では総代を務めました。研究はナノテクノロジー分野を選び、特殊な太陽電池の開発に挑んだものの、壁の連続。ところがあるとき、指導担当の先生に思い切って自分の意見を主張したのを機に、「講義とは違い、研究では自分の考えを周囲に伝え主体性を持って進めることが大切だ」と気づいたのです。その後は多彩な研究手法に挑戦する機会をいただき、修士論文では優秀賞を受賞する成果を残すことができました。

修了後は高校時代の憧れだった航空機業界を選び、きわめて高い航空機の品質要求に応えるための技術サポートを担当しています。多彩な機種の開発から納入後まで関わり、異なる部署の人を橋渡しすることもある仕事。大学時代に獲得した材料や製図の基礎知識を活用する一方で、未熟ながらも関係者に自分の考えを伝えることを心がけ、認められる喜びを味わい始めています。名大での出会いに刺激され身についた力は、今でも何よりの財産です。


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杉浦 佳枝さん

株式会社デンソー
半導体先行開発部
通信制御IP開発室

高校時代に興味を持った“通信”技術で、次世代の自動車開発に携わる。

実は理系科目が得意ではありませんでした。ところが父の買ってきたパソコンがきっかけでインターネットや通信に興味を持ち、名古屋大学工学部へ。画像処理やロボットなど、魅力ある研究テーマは数々ありましたが、どれも通信と同じ“信号処理”技術だと気づき、4年次にはもともと学びたかった通信系の研究室を選びました。そして就職後も同じ分野で技術を深めたくて、この会社へ。現在はクルマの各部を制御するコンピュータ(ECU)の信号をやりとりする、車載LAN用の回路設計に携わっています。

大学で学んだ通信理論と入社後に学んだ回路設計技術の両方を駆使して、望む機能を持ったモノをつくる仕事に、とてもおもしろさを感じています。新技術開発も手がけていて、大学時代の研究テーマの知見を活かして将来向けの通信規格の研究開発をし、特許出願や学会発表を行っています。

クルマの電子制御化は進む一方。今後はLANの無線化など、通信技術にもさらなる進化が求められます。ユーザーに新しいうれしさを提供することを目標に、これからも技術を追究していきます。


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舟洞 佑記さん

名古屋大学
工学研究科 電子情報システム専攻
道木研究室 助教

ロボットを、夢で終わらせない。

高校時代からロボットに興味があり、電気電子・情報工学科へ。当時は自分が研究者になるとは想像もしていませんでした。ところが大学院に進学し、国内外の学会に参加する機会を得て刺激を受ける中で、当初研究していた「夢」に近いロボットよりも、実用の可能性が高いものを創り出したいと考えるように。気がつけば、研究を続ける道を選んでいました。

研究テーマの一つに、人の背中などの複雑な関節の動きを助けるパワーアシストロボットがあります。従来のように決められた角度を動かすのではなく、ロボットと人体との接触面の圧力分布から、人が動かそうとしている方向や速度を判断し、やさしくアシストする制御方法を模索しています。

もう一つのテーマは、案内や警備に応用できる自律移動ロボット。屋内と屋外などの大きく異なる環境内を無人で精度よく移動するために、GPSや加速度センサ、カメラなど複数の信号から瞬間ごとに信頼性の高い信号を判断して制御に用いるアルゴリズムを模索しています。夢だけではなく「使えるロボット」を目指して、人や周辺環境を含んだ制御系の構築という困難な課題に挑んでいます。


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祖父江 恵さん

小牧市民病院 救命救急センター 医師

工学部出身の臨床医として。

幼少の頃から考えていた職業選択、医師かロボット開発か。どちらも捨てられない。工学修士、自分で決めたラインまではやり遂げた。その後、名古屋大学医学部へ再入学。卒業後は、米国で外傷外科の道を選んだ。南米では、「本当の医療」を見た。その後、日本国内で救命救急医として、自国に根付いた。

近年、「医工連携」、つまり医学と工学の連携が重要と言われている。両者の視点を持つ私が感じることは、臨床医と工学研究者は、持っている概念がまったく異なるということ。医師が相手にするもの、特に救急の現場では、刻々と変化する状況、数分で容態が変わる患者、それに対し臨機応変に下す決断。一方、工学研究者は、ある想定された課題のもと、現場を見ることなく研究室の中で、許される限りの時間を駆使し、将来を見据えて納得行くまで研究を重ねる。時の流れが違う。

最近、工学部の先生方と意見を交わすこともある。しかし、お互いが当たり前と思っている、この概念の違いを認識せずに議論を交しても、噛み合わない。私は、医療現場と工学研究を橋渡しする役目を果たしたい。世界に誇る日本の工業技術を、もっと世の中に伝えるためにも


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藤井 雅留太さん

信州大学
工学部 環境機能工学科
環境材料エネルギー学分野 助教

研究を一生の仕事に。困難な問題が解決したときの達成感と、研究結果が出たときの喜び。

「修士を出たら、地元の大手企業に就職するのかな」。漠然とそう考えながら過ごしていた学部時代。ところが、研究室配属後に転機が訪れます。研究室で経験したシミュレーションや数値実験をして結果が出る研究のプロセスが、たまらなくおもしろかったのです。この経験が、研究を一生の仕事にしようと決意するきっかけになりました。

博士課程時代は、論文の締切が迫る、問題が解決せず何日も研究室に泊まり込んだことも。ある日の明け方ようやく問題が解決したときの、思わず一人叫ぶほどの感動は忘れられません。

困難な問題を解決し、乗り越えた先にある喜びは、研究職についた今も同じ。研究テーマの「電磁波・光に関する数値シミュレーション」は大学院時代に基礎を築いたもので、機械工学と物理学の中間的な、世界でも比較的ライバルの少ない分野です。当時の指導教員が行っていた研究の一部ではなく、自分だけの新しい研究テーマを、本学・他大学の先生らとの共同研究のなかで進めていける名古屋大学の環境は、今振り返ってもすばらしいもの。これからも研究で成果を出し、世界へと発信していきたいと思っています。


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田村 尚土さん

株式会社ディックス
取締役・構造設計部部長
一級建築士、
名古屋大学非常勤講師

恩師から学んだ大学時代からの研究と構造設計の実務を、“構造家”としての力に。

父と同じ名古屋大学工学部社会環境工学科建築学コースを目指したのは、原風景を共有したかったからでした。意匠デザインに興味がありましたが、物事の理論や仕組みも気になる理系タイプ。設計製図課題に取り組むうちに、建物の形態や空間を力強く、美しく表現するようになりました。そして、力学的な感性、合理性に基づいた上で建物の柱や梁の骨組をつくる“構造デザイン”への関心が強くなりました。

大森研究室で取り組んだのは、鉄骨造建物の構造形態とその材料コストの最適解を導き出す構造設計支援ソフトウェアの開発。修了後は著名な建築家と協働した構造設計を行う“構造家金箱温春氏”の設計事務所で働きながら、社会人博士として実務経験を活かした研究成果をまとめ、博士号を取得しました。

現在は父が築き、守ってきた建築事務所に構造設計部を立ち上げ、従来の構造設計に加え、博士論文の技術や最先端のコンピュテーショナルデザインの実用化を目指しながら事業拡大に取り組んでいます。会社経営の傍ら、名古屋大学の非常勤講師として構造デザイン、構造設計の魅力を若い学生に伝えています。
今後も構造設計という世界に出会わせてくれた名古屋大学をフルに活用し、大学内の先生方とも共同し、新しい建築や技術を創造していくつもりです。


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三輪 富生さん

名古屋大学
エコトピア科学研究所 准教授

「なんとなく土木」を、研究にのめり込ませた出会い。

理系だから工学部。身近な土木なら後悔しないだろう。そんな理由で進路を決めた、決して真面目とはいえない学生でした。専門科目には興味深いものもありましたが、4年次に選んだ研究は正直つまらなかった。何か見つかるかもと修士に進んだものの、やはり同じ。ついに中退を決意し研究室の教授に打ち明けると、「それならアルバイトとして、この計算をしてくれないか?」と、教授の研究の一部を手伝うことになりました。

交通計画を立案するため人の行動を数理モデル化する、卒業研究とも共通する内容でしたが、ちゃんと取り組んでみるとこれがおもしろい。だれも知らない答が出てくる。数式をアレンジすると答が変わる。気がつけば、自分でも驚くほど研究にのめり込んでいました。クルマで信号待ちする間にも教科書を読むほどです(笑)。

修了後は企業に就職しましたが、人と違った新しい研究を進めたいとの思いが強くなり、博士課程に再入学。現在は准教授として、当時の指導教官である教授の下、国土交通省などのプロジェクトにも携わりながら、交通計画に関する研究を続けています。独自の研究成果を論文として残したい。その思いが私のエネルギーです。


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学び
MAP

2017年4月 名古屋大学工学部・工学研究科改組

ノーベル賞受賞者を生み出した自由闊達な学風の下で実施する
Basics ‒ Specialization - Innovation 教育

より良い工学系人材・勇気ある知識人の育成

世界を代表するものづくり産業の集積地である中部地区の中心的研究大学として、より良い工学系人材育成の期待に応えるため、工学基礎教育を重視すると共に、専門性と総合性を備えた人材育成を目的とした教育組織とカリキュラムを再編成し、学部及び大学院を一体で改組しました。
グローバリゼーションが加速する国際情勢、新しい価値創造や技術革新をもたらす人材育成の急務化、年齢分布が逆ピラミッド型に変わってゆく状況における社会的なニーズなどの工学分野をめぐる情勢に対応します。
理工系人材育成の必要性を踏まえ、工学全般の分野を網羅した学科・専攻とし、博士人材の育成に繋げます。
工学部・大学院工学研究科全体図

3+3+3型教育システム※1

工学部 大学院工学研究科
博士前期課程 博士後期課程
1 2 3 4 1 2 1 2 3
基礎教育(3年) 専門教育(3年) 高度専門教育(3年)
化学生命工学科 (99) 有機・高分子化学専攻 (M:34 D:8)
応用物質化学専攻 (M:34 D:8)
生命分子工学専攻 (M:28 D:6)
物理工学科 (83) 応用物理学専攻 (M:39 D:9)
物質科学専攻 (M:39 D:9)
マテリアル工学科 (110) 材料デザイン工学専攻 (M:34 D:8)
物質プロセス工学専攻 (M:35 D:9)
化学システム工学専攻 (M:34 D:8)
電気電子情報工学科 (118) 電気工学専攻 (M:34 D:9)
電子工学専攻 (M:47 D:13)
情報・通信工学専攻 (M:33 D:8)
機械・航空宇宙工学科 (150) 機械システム工学専攻 (M:66 D:14)
マイクロ・ナノ機械理工学専攻 (M:36 D:8)
航空宇宙工学専攻 (M:38 D:8)
エネルギー理工学科 (40) エネルギー理工学専攻 (M:18 D:5)
総合エネルギー工学専攻 (M:18 D:4)
環境土木・建築学科※2 (80) 土木工学専攻 (M:36 D:9)
(環境学研究科)
  • ●Late specializationに対応すべく適切な年次で専門分野が選択できるよう、基礎教育に関して共通部分の多い分野を統合した学科構成。
  • ●安全教育、倫理教育、情報セキュリティ教育、知財教育の徹底のための導入教育を充実。
  • ●基礎を重視し、専門系初期の科目(創成型科目)を充実させた教育カリキュラムに変更し、総合力、創造力、俯瞰力を涵養する。
  • ●分野横断教育プログラムとして、工学関連研究所、センター等と連携した最先端教育プログラムを実施。
  • ●社会人の受入れを推進し、社会人向けリーダー養成講座等を実施し、産学連携教育を推進させ、技術の維持発展を行う。
  • ●研究室ローテーション、研究インターンシップ等を各専攻に共通の科目として充実し、他専攻・他研究科・他大学で開講される科目の履修も義務付けて骨太の総合力・俯瞰力を養う。

( )内は入学定員を示します。 M:博士前期課程、D:博士後期課程

※1 学科に直結する複数の専攻(専攻群)で構成し、学部・大学院を一体としたシームレスな体制による基礎教育3年(学部3年間)、
   専門教育3年(学部4年生+博士前期課程2年間)、高度専門教育3年(博士後期課程3年間)の教育システム

※2 JABEE認定の二つの技術者教育プログラムを実施

学科紹介

化学生命工学科
物理工学科
マテリアル工学科
電気電子情報工学科
機械・航空宇宙工学科
エネルギー理工学科
環境土木・建築学科

CAMPUS GALLERY

 

ナショナル・イノベーション・コンプレックス施設(NIC)

「平成24年度地域資源等を活用した産学官連携による国際科学イノベーション拠点整備事業」に採択され、その中心拠点となるのがこのNIC。すでに多数の先端企業の研究開発拠点や、愛知県・豊田市など連携機関のオフィスなどが開設されています。大学と企業・地域を結ぶネットワークを構築するとともに、海外の大学・イノベーション拠点との連携を図り、産学官連携研究のグローバル化を推進しています。1Fでは「SEATTLE ESPRESS CAFÉ」も営業しています。
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工学研究科中央棟(ES総合館)

全館LED照明や自然換気システムをはじめとした、環境負荷低減のための多くの取り組みが実現されている工学研究科の中核施設のひとつ。建築系の研究室、講義室やホール、工学部中央図書室などがあります。


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レストラン シェ ジロー(ES総合館1F)

知る人ぞ知る、本格的フレンチレストラン。光あふれる店内で、季節の素材を使った本格的なフレンチを気軽に楽しめます。学生はもちろん学外者の利用もOKです。
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ダイニングフォレスト/ブックフォレスト/カフェフロンテ

東エリアにあり、食堂・ブックショップ・カフェからなる、生協の複合施設。工学・理学・農学系の学生で賑わっています。


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赤﨑記念研究館

光の3原色のうち最も難しいとされた青色のLEDを開発したことで世界的に知られる赤﨑勇特別教授の研究業績を公開した施設。
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北部厚生会館(生協)

学生食堂では定食・麺類からサラダバーまであり、購買部では食品はもちろんPCから名大グッズまで多くの商品を取り扱っています。留学ツアーや自動車学校の申込みも割引特典あります。
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減災連携研究センター(減災館)

南海トラフ巨大地震の危険性が指摘される東海地方で、地域の防災・減災機能を強化するための施設です。防災・減災に取り組む人づくりや産官学民の連携を進めるため、研究者はもちろん、市民、行政、企業が集う拠点とし、2014年度から本格稼働しました。
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銀行ATM

三菱東京UFJ 銀行のATMコーナーを開設。生協やコンビニ内にも設置されています。


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郵便局

正式名称は「名古屋大学内郵便局」。ATMもあれば貯金や保険の窓口もちゃんとあります。
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豊田講堂

1960年トヨタ自動車工業(現トヨタ自動車)により寄贈された講堂。1600人を収容でき、名古屋大学のシンボルとして、入学式など多くのイベントに活用されています。
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附属図書館

附属図書館は、中央図書館および各学部・研究所等に置かれた部局図書館から成っています。蔵書数は全学で310万冊。館内は、グループでの共同学習、プレゼンの練習などができるラーニング・コモンズ、衛星放送が視聴できるAVブースなどの施設も充実しています。
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スターバックスカフェ(附属図書館1F)

図書館の開館日に合わせ、平日は夜9時まで開いてるし、土日も営業(不定休)。いつも学生や教職員で賑わっています。
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IB電子情報館

地下鉄名城線「名古屋大学」駅3番出入口から直結しています。講義室やホールのほか、電気工学専攻、電子工学専攻、情報・通信工学専攻の研究・実験室などがあり、カフェやコンビニもあります。


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IBカフェ

IB館南館1Fにあるカフェ。クレープが人気で、毎月一週間「メルマガ特典」でクレープがお値打ちプライスになるという小ネタもあり。


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ファミリーマート

IB館B1を含め、学内に3店舗あり。365日24時間営業の店もありますよ。


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