開催趣旨
大学の使命として、地域社会や産業界の要請等に積極的に対応し、それらの機関との連携・交流を通じて、大学の持つ多くの知的資源等を活用し社会貢献の機能を果たしていくことが期待されています。そこで、名古屋大学工学部・工学研究科及び関連研究科等が、産業界や地域社会との密接な交流を図り、より一層の「産学官連携」、地域産業界の更なる活性化、及び地域社会への情報発信を推進していくことを目的として、大学にあるシーズ(種)、研究成果の展示や研究室の見学及び講演会を開催します。
開催日時 平成28年9月2日(金)13:00~18:00
会場 名古屋大学豊田講堂・シンポジオンホール(名古屋市千種区不老町)
プログラム
[主催者代表挨拶] 13:00-13:10
[基調講演] 13:10-14:00
「名古屋大学発のオープンイノベーション
~「お付き合い」の産学連携から「本格的な産学共同研究」へ~」
西山 崇志(名古屋大学総長補佐/学術研究・産学官連携推進本部教授)
近年、イノベーション創出に向けた活動については、かつての自前主義から、組織内外から知識・技術を広く取り入れ活用する「オープンイノベーション」の重要性が認識されています。そのなかで、学術的な探求の場である大学は、その研究成果をいち早く企業等での社会実装に繋げるプラットフォームの役割が期待されています。
これを踏まえて、本講演では、名古屋大学発のオープンイノベーションとして、企業、国立研究開発法人等とともに、将来のあるべき社会像等のビジョンを共有し、互いの学術的又は産業応用に関する知識・経験を結集して研究開発を行う「本学的な産学共同研究」の取組みを紹介します。