テクノ・フェア名大2012

"未来を明日に近づける技術"

[テクノ・フェア名大2012を開催]

●大学院工学研究科

挨拶する鈴置研究科長大学院工学研究科は、8月31日(金)、豊田講堂及びシンポジオンホールにおいて、大学院医学系研究科・大学院環境学研究科・大学院情報科学研究科・大学院創薬科学研究科・エコトピア科学研究所・シンクロトロン光研究センター・グリーンモビリティ連携研究センター・減災連携研究センターの共催のもと、テクノ・フェア名大2012「-未来を明日に近づける技術-」を開催しました。

同行事は、講演会、大学にある技術シーズ(種)及び研究成果のブース展示、研究室公開等を通じて、産学官連携や地域産業の更なる活性化を促し、さらに大学の最新の研究成果を産業界や地域社会に広く情報発信することを目的として毎年開催しているものです。13回目となる今回は、政府・自治体関係者、中部地区の経済界及び企業の研究開発担当者等約1,100名の来場がありました。

午前中の講演会では、主催者を代表して鈴置工学研究科長から挨拶があった後、福田敏男大学院工学研究科教授から「マイクロ・ナノロボットシステムへの招待 ―マルチスケールロボットへのいざない―」、堀 勝大学院工学研究科教授から「未来をつくるプラズマ」と題した基調講演が行われ、聴講者延べ510名は熱心に聞き入りました。
講演する福田教授 講演する堀教授 基調講演の様子 講演会場の様子

ミニ講演B会場の様子 講演会場の様子 引き続き、2ヶ所の会場に分かれ、ブース展示のうち23の研究シーズ・研究成果について、出展担当教員が出展内容や研究を紹介するミニ講演が実施され、聴講者数は過去最高の延べ1,461名となりました。今年度も、国民との科学・技術対話の推進が求められる「最先端・次世代研究開発支援プログラム」、「グローバルCOEプログラム」及び「科学研究費助成事業」の研究課題についての講演を行いました。各ミニ講演では、活発な質疑応答があり、熱心にメモをとる姿などが見受けられました。

ブース展示会場では、企業の研究開発担当者等が多数詰めかけ、各ブースの担当者による研究成果の説明や実用化に向けての相談、意見交換等が活発に行われるなど、企業側がテクノ・フェア名大に対して高い関心と大きな期待を寄せていることが窺えました。また、「技術相談・共同研究等受付コーナー」では、産学官連携推進本部所属の産学官連携コーディネーターが、企業からの技術相談に途切れることなく対応し、産学連携にむけた良い機会となりました。
その他、大型展示として「ナビゲーションロボット」、「小型電気自動車COMS」「大腸診断支援システムと外科手術支援システムの紹介」、「ANGバイオメタン自動車の試乗」等の展示もあり、参加者は未来の技術を身近に感じたことと思います。
ブース展示会場の様子 ブース展示を視察する濵口総長 大型展示 ナビゲーションロボット 大型展示 小型電気自動車COMS 大型展示 大腸診断支援システムと外科手術支援システムの紹介 大型展示 ANGバイオメタン自動車の試乗 ブース展示会場の様子 ブース展示の様子 技術相談コーナーの様子 ブース展示の様子 ブース展示の様子 ブース展示の様子

午後から並行して行われた研究室見学にも延べ123名の参加があり、今年度は開催が夏休み期間中だったこともあり、中高生も教員や大学院生の説明に熱心に聞き入っていました。
研究室見学 マテリアル理工学専攻 石川・湯川研究室 研究室見学 附属プラズマナノ工学研究センター 研究室見学 N2U-BRIDGE(ニュー・ブリッジ)実大橋梁モデル 研究室見学 超高圧電子顕微鏡施設


第8回ホームカミングデイ 地域と大学で考える「世界のなかの日本、日本のなかの世界」
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