展示概要
名古屋大学プラズマ医療科学国際イノベーションセンターでは医工連携の枠組みの元、プラズマがん治療の研究を積極的に推進しています。特に近年、プラズマを照射した溶液（これをプラズマ活性溶液と名付けた）の抗腫瘍効果を発見して以来、プラズマ活性溶液の医療応用研究を活発に行っています。例えば、産婦人科、消化器外科ではプラズマ活性溶液を用いた腹膜播種治療を、先端医療・臨床研究支援センターではプラズマ活性溶液による細胞応答における細胞内分子機構を、眼科ではプラズマ活性溶液による加齢黄斑変性治療をそれぞれ目指して研究を進めています。本展示ではこれらの最近の我々の成果を紹介します。