[主催者代表挨拶] 10:10-10:15
[基調講演] 10:20-11:20
「熱から電気を生み出す夢の人工結晶 ―“熱電変換材料”」
河本 邦仁教授(大学院工学研究科)
温度差を与えると起電力が発生して電気を生み出す結晶、それが熱電変換材料です。自動車や工場の廃熱から電気を取り出せるばかりか、自然の熱(太陽熱、地熱など)からも直接電気を生み出すことができるエネルギー材料として、今世界的に注目されています。その研究開発状況を、名大の最新の成果を交えてご紹介します。
「ナノカーボンが拓く科学と工学」
齋藤 弥八教授(大学院工学研究科)
カーボンナノチューブやグラフェンに代表されるナノカーボンは,炭素原子のみで構成されているが,従来の炭素材料にはない特異で優れた物性を有しており,基礎科学に新しい分野を切り拓くのみでなく,革新的デバイスの創出が期待されている。ナノカーボンの興味深い物理化学的特性とこれを利用した応用研究について講演する。