展示概要
我々は、高エネルギー加速器研究機構(KEK)で2015年から開始されるスーパーBファクトリー実験に向けて、「TOPカウンター」と呼ばれる次世代粒子識別検出器を独自に開発してきました。この検出器は、高精度に表面研磨された石英輻射体を高速粒子が通過した際に発生するチェレンコフ光子の一つ一つを50ピコ秒以下の高時間分解能で検出器することにより、究極的分解能で粒子速度を測るものであり、ガラス材料の表面研磨、高時間分解能光イメージング、エレクトロニクスや機械工学設計などのテクノロジーが利用されています。この出展では、こうした素粒子実験分野における先端技術の一端を紹介させて頂きます。