展示概要
石原研究室では、医薬品や有機材料の製造目的に、酵素を凌駕する高機能触媒の設計とそれらを用いる安全・安価な精密合成技術を研究開発しています。今回、最近のトピックスの中から3つを厳選し展示します：(1)キラルMg(II)塩触媒を用いる有機リン化合物の不斉合成法（用途：医薬品中間体、金属触媒のキラルP,N配位子等）、(2)IBS触媒を用いるフェノール酸化を鍵とするオルトキノンの選択的合成法（用途：医薬品原料・中間体）、(3)高活性アルキル化剤を用いるα-アミノ酸誘導体の不斉合成法（用途：医薬品原料・中間体）。他にも、不斉超原子価ヨウ素触媒、酸・塩基複合型有機触媒、Li(I)、B(III)、Cu(II)、La(III)等の金属触媒など、多くの特許技術を保有しています。