出展タイトル
膜分離溶媒抽出を用いた廃潤滑油の再生処理
出展者
義家 亮
成瀬 一郎
植木 保明
所属
機械理工学専攻
(エコ)エネルギー科学研究部門
展示概要
廃潤滑油は腐食成分や低質炭化水素等の不純物が多く含み、再生重油ボイラー等での熱源利用がリサイクルの大半を占めます。一方、既存の廃潤滑油の再生処理法として、硫酸処理、白土処理、蒸留処理がありますが、それぞれ廃棄物やコストの面で課題があり、国内ではあまり普及していません。これに対して、本研究では膜分離を伴う溶媒抽出による廃潤滑油再生処理を提案しています。廃潤滑油を有機溶媒に溶解すると、再生油成分だけが溶媒とともに膜を透過するので、これを再生油貯留槽に滴下して集めます。貯留槽は100℃以下で加熱され、溶媒のみが気化して再生油が分離されます。気化した溶媒は冷却器で凝縮して再び廃油槽に導入されます。
キーワード
環境