展示概要
新エネルギーとして、日本近郊の海底に多く存在するメタンハイドレートの回収・利用が期待されています。海底にあるメタンハイドレートの分解・輸送法の開発のためには地上での実験も不可欠であり、そのためには効率的な生成技術の開発が求められています。ハイドレート形成にはメタンの溶解と形成時の発熱除去が重要です。本研究室では、メタンをマイクロバブル化して水への溶解を促進し、管型反応器により生成熱を速やかに除去する装置を開発しました。メタンのみならず、プロパン、二酸化炭素でもハイドレート形成が可能であり、燃料の輸送・貯蔵、ガス分離などへの応用も期待できます。