展示概要
ヒトゲノム全遺伝子のうち、7割が二つ以上のタンパク質ドメインからなるマルチドメインタンパク質であることが知られています。我々は、まずこのタンパク質ドメインを大腸菌で生産さえ、核磁気共鳴法(NMR法)によりその立体構造を決定し、構造をもとにドッキングシミュレーションを施し、阻害剤の候補化合物を探索、最終的に結果をNMR実験で実証する、という一連の研究のパイプラインを備えています。今回は、当研究室が有する次の技術シーズ3件の展示を行います。(1)PRESAT-vector技術による蛋白質発現系高速構築、(2)LBT蛍光タグを利用した細胞イメージング、(3)インシリコ / NMRハイブリッド創薬の基盤技術。