シーズNo. 84
平成16年度「産学官共同研究開発技術シーズ調査票」
研究開発テーマ (シーズ) |
超広帯域連続光スペクトル光源の開発、及び応用技術の開発 |
技術分野(該当分野に○印を付け別表の該当番号を記入。複数の場合は主なものに◎ |
研究段階(該当に○) |
||||||
〔 〕材料(No )、 〔 〕バイオテクノロジー(No )、 〔○〕情報通信(No13) 〔 〕機械(No )、 〔 〕 医療・福祉(No )、 〔 〕 エネルギー(No ) 〔 〕環境(No )、 〔 〕 その他(No ) |
基礎 応用 |
||||||
|
a |
b |
c |
d |
|
||
|
|
|
○ |
||||
キーワード(5つ以内) |
光ファイバ、超短パルス、超広帯域光源、光通信、光断層計測 |
||||||
提案者職名・氏名 |
所属機関名(学部・研究室名) |
||
教授・後藤 俊夫 |
名古屋大学大学院工学研究科 量子工学専攻 量子集積デバイス工学研究グループ |
||
電 話 |
052-789-3314 |
E– mail |
|
FAX |
052-789-3164 |
ホームページ |
http://goto.nuqe.nagoya-u.ac.jp/index.html |
研究開発の目的 (研究の目的、最終的な事業化分野) |
本研究の目的は、コンパクトで実用的な超広帯域連続光スペクトル(スーパーコンティニューム;SC)光源を開発し、その応用技術を開発することにある。本光源は、光通信の波長帯をカバーする波長1〜2mmの波長帯において、連続にスペクトルが広がる超広帯域光源であり、光通信や光エレクトロニクスへの各種光計測に非常に有用である。 |
||||
研究開発の内容(概要) (研究の内容・課題等を具体的に、必要に応じ資料を添付してください) |
光源には波長1.55mmで発振する手のひらサイズの超短パルスファイバレーザーを用い、この光源に非線形性の高い特殊な光ファイバを接続し、コンパクトで実用的なSC光源を構成する。生成されるSC光の特性は、励起光源や光ファイバの特性に大きく依存する。ここでは、数値解析と実験を並行して行い、光源の広帯域化や高出力化を図る。又、本光源を用いた新しい光計測技術を開発する。 |
||||
新規性、独創性 (当該シーズの新規性・独創性・優位性等を具体的に) |
本技術では、光ファイバの非線形効果を用いることで、コンパクトで実用的なSC光源を実現する。これまで、このようなSC光の生成には、大型の高出力レーザーが不可欠であり、本技術によって、実用的で操作性の良い、実用的なSC光源を初めて実現することができる。又、波長1〜2mmまで広がるSC光源は世界で初めてである。 |
||||
地域経済への波及効果 (本研究によって期待される成果・効果、地域への貢献、産業界へのインパクト等) |
超短パルス光源を製造しているメーカーが、本技術を活用し、実用的な、SC光源の製品化を初めて行い、既に販売するに至っている。又、国立の研究機関や大学において、本光源を用いた新しい光計測技術の開発や、各種分光計測等に取り組んでいる。又、本光源は、光エレクトロニクスとともに、生体系など幅広い分野で有効な光源である。 |
||||
実用化への見通し (共同研究の相手となる企業・業界、実用化までの期間等) |
光源のメーカーについては、本技術を活用することで、SC光源の開発をすぐに行うことができる。光計測器・光応用メーカーについては、こちらがこれまで行ってきた応用例等を活用し、1〜2年ほど共同研究を行うことで、実用化を図ることができる。今後、励起光源の低下価格化が課題となる。 |
||||
関 連 工業所有権 |
発明(考案)等の名称 |
発明者 |
出願人 |
外国出願 |
|
広帯域光スペクトル生成装置及びパルス光生成装置 |
後藤俊夫、 西澤典彦 |
中部TLO |
〔○〕有 〔 〕無 |
||