シーズNo.１５２　

平成１６年度「産学官共同研究開発技術シーズ調査票」

研究開発テーマ （シーズ）

スマート構造物

技術分野（該当分野に○印を付け別表の該当番号を記入。複数の場合は主なものに◎。		研究段階（該当に○）
〔○〕材料（No０５）、 〔　〕ﾊﾞｲｵﾃｸﾉﾛｼﾞｰ（No　　）、 〔　〕情報通信（No　　） 〔◎〕機械（No２４）、 〔　〕医療・福祉 （No　　）、 〔○〕ｴﾈﾙｷﾞｰ　（No３４） 〔　〕環境（No　　）、 〔　〕その他　　 （No　　）		基礎　 　 応用
			ａ	ｂ	ｃ	ｄ
			○
キーワード(５つ以内)	スマート構造物、形状記憶合金、構成則、制御

提案者職名・氏名		所属機関名（機関名・学部・研究室名）
助教授・池田忠繁		名古屋大学大学院工学研究科 航空宇宙工学専攻 構造力学研究グループ
電　話	052-789-4407	e-mail	ikeda@nuae.nagoya-u.ac.jp
ＦＡＸ	052-789-4407	ﾎｰﾑﾍﾟｰｼﾞ	http://structure.nuae.nagoya-u.ac.jp

［研究成果があり、公開可能な技術シーズ］

研究開発の目的 （研究の目的、最終的な事業化分野）	航空宇宙機、高速車両、建築物等の構造の高性能化
研究開発の内容（概要） (研究の内容・課題等を具体的に、必要に応じ資料を添付してください)	構造物自身にセンサ、アクチュエータ機能を有し、環境に応じて、その形状や材料特性を変化するスマート構造物の研究を行っている。特に、構造要素としての十分な強度と剛性を持ち、センサ・アクチュエータとしても機能する形状記憶合金の材料特性の計測や構成則の確立、形状記憶合金や圧電材料などを使ったスマート構造による形状・振動・騒音制御の研究を行っている。
新規性、独創性 (当該シーズの新規性・独創性・優位性等を具体的に)	温度、変形速度の変化による、形状記憶合金の熱的、機械的変形挙動の変化を計測している。また、その変形挙動を定量的に精度良く記述できる解析モデルを熱エネルギ関係式から導出し、発展させている。ヒステリシス挙動や変形速度による、変形挙動の変化は、形状記憶合金を制御に利用する場合には重要であり、提案しているモデルは世界で最も精度良く変形挙動を表すことができるモデルのひとつである。
地域経済への波及効果 (本研究によって期待される成果・効果、地域への貢献、産業界へのインパクト等)	スマート構造技術は、従来の構造物の概念に改革をもたらす革新的技術であり、新しい高付加価値産業の創出が期待できる。また東海地区に集中している航空宇宙機産業や自動車産業への応用も期待できる。
実用化への見通し (共同研究の相手となる企業・業界、実用化までの期間等)	スマート構造技術の研究はまだ基礎研究の段階であり、今後、実構造要素への適用およびその有効性の評価や経済性の評価など実用化に向けた検討が必要となる。スマート構造技術を適用できる業界は航空宇宙機産業、自動車産業、土木建築業、医療・福祉機器産業などが考えられる。
関　　連 産業財産権

　注意事項：　�@ 記入事項が多い場合は、縦方向に枠の大きさを広げて下さい。

　　　　　　　�A 掲載していただく技術シーズは、シーズ集、ホームページ等での公開を前提に記載して

　　　　　　　　 いただいておりますので、非公開情報の欄は「非公開」とのみ御記入下さい。