シーズNo.１３５　

平成１６年度「産学官共同研究開発技術シーズ調査票」

研究開発テーマ （シーズ）

燃焼機器における火炎特性や有害燃焼排出物生成量を正確に予測するための数値解析手法の開発と応用

技術分野（該当分野に○印を付け別表の該当番号を記入。複数の場合は主なものに◎。	研究段階（該当に○）
〔　〕材料（No　　）、 〔　〕ﾊﾞｲｵﾃｸﾉﾛｼﾞｰ（No　　）、 〔　〕情報通信（No　　） 〔　〕機械（No　　）、 〔　〕医療・福祉 （No　　）、 〔○〕ｴﾈﾙｷﾞｰ　（No２９） 〔◎〕環境（No３８）、 〔　〕その他　　 （No　　）	基礎　 　 応用
		ａ	ｂ	ｃ	ｄ
				○
キーワード(５つ以内)

提案者職名・氏名		所属機関名（機関名・学部・研究室名）
教授・山下博史		名古屋大学大学院工学研究科 機械理工学専攻 機械科学分野 伝熱・燃焼工学研究グループ
電　話	052-789-4470	Ｅ– mail	yamashita@mech.nagoya-u.ac.jp
FAX	052-789-4470	ﾎｰﾑﾍﾟｰｼﾞ	http://www.eess.mech.nagoya-u.ac.jp

［研究成果があり、公開可能な技術シーズ］

研究開発の目的 （研究の目的、最終的な事業化分野）		燃焼機器における火炎形状や燃焼状態並びに窒素酸化物（NOx）等の有害燃焼排出物生成量を正確に予測するための数値解析手法を開発し，その応用を行う．
研究開発の内容（概要） (研究の内容・課題等を具体的に、必要に応じ資料を添付してください)		省資源・省エネルギーおよび大気汚染物質低減の両面から，燃焼現象の科学的解明は緊急の課題である．実用的に最も多く用いられている乱流火炎は，時間的および空間的に激しく変動し極めて複雑な構造となるため，未だほとんど解明されていない．このような乱流火炎に対して，厳密な流体力学と詳細な反応動力学から成る反応性ガス力学と，乱流燃焼理論を駆使した精密科学的なアプローチによる火炎特性や有害燃焼排出物生成量の数値解析手法の開発と応用を行う．
新規性、独創性 (当該シーズの新規性・独創性・優位性等を具体的に)		乱流火炎に対して，これまでのような現象論的手法ではなく，厳密な流体力学と詳細な反応動力学から成る反応性ガス力学と，最新の乱流燃焼理論に基づく精密科学的なアプローチを行うという点が新規的，独創的である．すなわち，厳密なボルツマン方程式から導出された多成分系流体力学と，大規模な詳細素反応機構を考慮した反応動力学から成る反応性ガス力学に立脚している．
地域経済への波及効果 (本研究によって期待される成果・効果、地域への貢献、産業界へのインパクト等)		この数値解析手法が実用化されれば，各種の複雑な形状をした実用的な燃焼器に容易に適用でき，新しい高効率低エミッション燃焼器の開発に大きく寄与できると考える．
実用化への見通し (共同研究の相手となる企業・業界、実用化までの期間等)		提案者が伝熱工学・燃焼工学の分野で長年にわたって独自に築いてきた数値計算技術や数多くの学術的な成果を取り入れることにより，十分実用化の可能性があると考えている．（燃焼炉を開発する燃焼機器メーカや，それを利用している製品製造業）
関　　連 産業財産権	発明（考案）等の名称		発明者	出願人	外国出願
					〔　〕有 　〔　〕無