シリアルNo.
平成15年度名古屋大学工学研究科「産学官共同研究開発技術シーズ調査票」
研究開発テーマ (シーズ) |
高分子構造の精密制御と機能性高分子の開発 |
技術分野(該当分野に○印を付け別表の該当番号を記入。複数の場合は主なものに◎ |
研究段階(該当に○) |
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〔◎〕材料(No01)、 〔○〕バイオテクノロジー(No07)、
〔 〕情報通信(No ) 〔 〕機械(No )、 〔 〕 医療・福祉(No )、
〔 〕 エネルギー(No ) 〔 〕環境(No )、 〔 〕 その他(No ) |
基礎 応用 |
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a |
b |
c |
d |
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○ |
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キーワード(5つ以内) |
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提案者職名・氏名 |
所属機関名(機関名・学部・研究室名) |
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教授・岡本佳男 |
工学研究科・応用化学専攻・機能高分子化学講座 |
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電 話 |
052-789-4600 |
E– mail |
okamoto@apchem.nagoya-u.ac.jp |
FAX |
052-789-3188 |
ホームページ |
http://chiral.apchem.nagoya-u.ac.jp |
[研究成果があり、公開可能な技術シーズ]
研究開発の目的 (研究の目的、最終的な事業化分野) |
天然に存在する高分子の多くは、精密に制御された立体構造と分子量とを有し、それにより高度な機能を発現している。本研究では、構造の精密制御を可能とする新たな重合法を開発し、新しい機能性高分子の合成と機能の評価を行い、新規機能性材料の創出を目的としている。最終的には、優れた力学特性を有する高分子材料や、優れた分離能を有する液体クロマトグラフィーの充填剤として事業化可能と期待される。 |
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研究開発の内容(概要) (研究の内容・課題等を具体的に、必要に応じ資料を添付してください) |
ラジカル重合は最も一般的な重合法であるが、生成高分子の構造を制御することは非常に困難であった。本研究では、立体特異性ラジカル重合および、リビングラジカル重合を開発し、ラジカル重合でも高分子の立体構造および分子量の制御が可能なことを見出した。さらに、立体構造の制御された高分子として、多糖誘導体を機能化することにより、高い光学分割能と溶媒に対する高い耐久性を併せ持った、高速液体クロマトグラフィー用の次世代型キラル充填剤の開発を行っている。 |
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新規性、独創性 (当該シーズの新規性・独創性・優位性等を具体的に) |
従来の精密制御重合はイオン重合に限られ、反応は非含水有機溶媒中、低温など、厳密な条件下で行われる必要があった。本シーズを用いると、室温以上、水が存在する温和な条件下で、重合反応の制御が可能となる。また、多糖誘導体を担体に化学結合させた充填剤を調製することで、従来の物理吸着型では使用できなかったクロロホルムなどの溶媒が移動相として使用可能になり、より広範囲の化合物の光学分割が可能になる。 |
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地域経済への波及効果 (本研究によって期待される成果・効果、地域への貢献、産業界へのインパクト等) |
本シーズに基づく新しい機能性高分子は、繊維、プラスチックなどの新しい材料として高分子産業界にインパクトがあるばかりではなく、これを部品として用いた様々な業界への波及効果があると期待される。一方、光学分割カラムは、多種多様な反応試薬の光学異性体分離のため、有機合成化学業界に必要のみならず、医薬品業界においては新薬の開発に必要不可欠であり、非常に大きな貢献度を有する。 |
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実用化への見通し (共同研究の相手となる企業・業界、実用化までの期間等) |
高い光学分割能を有するカラムは、これまでの技術により実用化されているが、さらに高い耐久性を賦与した次世代の充填剤を用いたカラムは、現在展開中の技術により近い将来可能となると期待される。精密制御ラジカル重合は、実用化には重合プロセスの改良が必要であり、ポリマー製造業に関わる企業との共同研究開発が望まれる。 |
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関 連 工業所有権 |
発明(考案)等の名称 |
発明者 |
出願人 |
外国出願 |
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クロマトグラフィー用分離剤及びその製造方法 |
岡本佳男、山本智代 |
財団法人名古屋産業科学研究所 |
〔 〕有 〔○〕無 |
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注意事項: @ 記入事項が多い場合は、縦方向に枠の大きさを広げて下さい。
A 掲載して頂く技術シーズはシーズ集・ホームページ等での公開を前提に記載していただいていますので非公
開情報の欄は「非公開」とのみ御記入下さい。