シーズNo.51    

平成15年度名古屋大学工学研究科「産学官共同研究開発技術シーズ調査票」

 

 研究開発テーマ

   (シーズ)

交通管制・環境評価用 車両通行計測記録システム

 

技術分野(該当分野に○印を付け別表の該当番号を記入。複数の場合は主なものに◎

研究段階(該当に○

〔 〕材料(No  )、 〔 〕バイオテクノロジー(No  )、 〔◎〕情報通信(No19

〔 〕機械(No  )、 〔 〕 医療・福祉(No  )、 〔 〕 エネルギー(No  )

〔○〕環境(No 39 )、 〔 〕 その他(No  )

 基礎          応用

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キーワード(5つ以内)

自動車交通,交通管制,車両通行計測記録,マイクロ磁気センサ

 

提案者職名・氏名

所属機関名(学部・研究室名)

教授・毛利 佳年雄

工学研究科・電気工学専攻・知能システム講座

 電 話

052-789-3307

 mail

mohri@nuee.nagoya-u.ac.jp

 FAX

052-789-3139

 ホームページ

http://www.nuee.nagoya-u.ac.jp/labs/mohrilab/

 

 研究開発の目的

(研究の目的、最終的な事業化分野)

欧米,日本の世界的戦略であるITS(高度道路交通システム)の一環として、交通管制の高度化、都市幹線道路沿線住環境アセスメント用車両通行計測記録システムを研究開発している。名古屋市都市環境局と連絡を取っている。

研究開発の内容(概要)

(研究の内容・課題等を具体的に、必要に応じ資料を添付してください)

都市幹線道路1レーン当り1日約1万台,1ヶ月約30万台の車両通行を記録できる道路面設置方式磁気センサ(MIセンサ)内蔵道路鋲の試作・改善を続けている。最新の道路鋲の外形は10p幅,40p長,厚さ23oの長方形であり、両端部に高感度マイクロ磁気センサ(MIセンサ)を設置し、車両の通行方向,時刻,速度,車長を計測記録できる。

 新規性、独創性

(当該シーズの新規性・独創性・優位性等を具体的に)

道路鋲に内蔵し、車体の残留磁気を高感度にしかも低消費電力(10mW以下)で検出できるマイクロ磁気センサ(MIセンサ)を発明し、愛知製鋼が科学技術振興事業団の委託開発制度によって量産形の開発に成功している。車体の残留磁気の検出波形に対して相互相関演算を内蔵マイコンに実施させて車長計測を高精度にさせている点も高い独創性である。

地域経済への波及効果

(本研究によって期待される成果・効果、地域への貢献、産業界へのインパクト等)

まず名古屋市という大都市圏での交通事故軽減,住環境アセスメントの高度化等に大きな貢献をなす。この成功成果は全世界の大都市での使用につながることが期待される。本システムは、運送会社やタクシー会社等の所有車両の管理や大規模な駐車場管理などの種々の車両システムの管理に適用可能である。

 実用化への見通し

(共同研究の相手となる企業・業界、実用化までの期間等)

愛知製鋼鰍ェMIセンサの量産化に成功し、名古屋市環境局が採用に積極的(共同研究中)であるので実用化の見通しは高い。実用化上の技術課題はほとんど解決している。

 関  連

工業所有権

  発明(考案)等の名称

    発明者

   出願人

  外国出願

磁気インピーダンス効果素子

毛利佳年雄

科学技術振興事業団

  〔○〕有

  〔 〕無

 注意事項: @ 記入事項が多い場合は、縦方向に枠の大きさを広げて下さい。

       A 掲載して頂く技術シーズはシーズ集・ホームページ等での公開を前提に記載していただいています

         ので非公開情報の箇所は「非公開」と御記入下さい。