シーズNo.47
平成15年度名古屋大学工学研究科「産学官共同研究開発技術シーズ調査票」
研究開発テーマ (シーズ) |
1分子イメージング技術・1分子ナノ操作を用いた生体分子のエネルギー変換機構の解明 |
技術分野(該当分野に○印を付け別表の該当番号を記入。複数の場合は主なものに◎ |
研究段階(該当に○) |
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〔 〕材料(No )、 〔○〕バイオテクノロジー(No08 )、 〔 〕情報通信(No ) 〔 〕機械(No )、 〔 〕 医療・福祉(No )、 〔 〕 エネルギー(No ) 〔 〕環境(No )、 〔 〕 その他(No ) |
基礎 応用 |
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a |
b |
c |
d |
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○ |
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キーワード(5つ以内) |
生体分子,1分子計測,1分子イメージング,ナノマシン,レーザートラップ |
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提案者職名・氏名 |
所属機関名(学部・研究室名) |
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助教授・石島秋彦 |
工学研究科・応用物理学専攻・生物物理工学講座 |
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電 話 |
052-789-4465 |
E– mail |
ishijima@nucc.cc.nagoya-u.ac.jp |
FAX |
052-789-4465 |
ホームページ |
http://www.nuap.nagoya-u.ac.jp/~hattalab |
研究開発の目的 (研究の目的、最終的な事業化分野) |
1分子イメージング技術・1分子ナノ操作を用いた生体分子のエネルギー変換機構の解明 |
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研究開発の内容(概要) (研究の内容・課題等を具体的に、必要に応じ資料を添付してください) |
1分子イメージング技術・1分子ナノ操作技術を用い,膜タンパク質の関係する相互作用を1分子レベルで明らかにする。具体的には,まず脂質二重膜上に生体分子モーター(バクテリアべん毛モーター)を組み込み,生体分子モーターの回転を直接観察し,イオンの流れである入力と回転という出力との対応を直接観察することを目的とする。またリニアモーターである,アクトミオシンモーターのエネルギー変換機構の解明を目指す。 |
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新規性、独創性 (当該シーズの新規性・独創性・優位性等を具体的に) |
分子を操作する技術を世界に先駆けて開発し(Nature,374,555-559, 1991),化学反応と力学反応を同時に1分子計測することに世界で始めて成功した(Cell,92,161-171,1998)。このように独自の1分子技術をもって新しい研究対象に取り組む点が,当研究の特色であり独創的な点である。 |
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地域経済への波及効果 (本研究によって期待される成果・効果、地域への貢献、産業界へのインパクト等) |
人工膜上の膜タンパク質を直接1分子レベルで直接観察・操作する系を確立することにより,細胞内の物質・エネルギー・情報の流れを1分子レベルで解析・制御することが可能となる。これら1分子技術は生体分子の機能を直接観察・操作することができるため,生命現象の分子機構の解明に,直接的で強力な証拠を提供することができる。 |
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実用化への見通し (共同研究の相手となる企業・業界、実用化までの期間等) |
ナノマシンである生体分子のエネルギー変換機構が解明できれば,その動作メカニズムを人工機械に利用することができる。そのためには動作メカニズムの解明以外に,人工機械への応用のための橋渡しとなるような議論の場が必要となる。 |
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関 連 工業所有権 |
発明(考案)等の名称 |
発明者 |
出願人 |
外国出願 |
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光学顕微鏡における位相リングスリット |
石島秋彦 |
石島秋彦 |
〔 〕有 〔○〕無 |
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注意事項: @ 記入事項が多い場合は、縦方向に枠の大きさを広げて下さい。
A 掲載して頂く技術シーズはシーズ集・ホームページ等での公開を前提に記載していただいています
ので非公開情報の箇所は「非公開」と御記入下さい。
上記調査票を平成15年度シーズ調査票に使用する是非につて |
〔 〕良い 〔 〕修正 〔 〕掲載不可 |
テクノ・フェアへの出展希望 |
〔 〕する 〔 〕しない |