シーズNo.34 

平成15年度名古屋大学工学研究科「産学官共同研究開発技術シーズ調査票」

 

 研究開発テーマ

   (シーズ)

高機能材料設計プラットフォームOCTA

 

技術分野(該当分野に○印を付け別表の該当番号を記入。複数の場合は主なものに◎

研究段階(該当に○

〔○〕材料(No01)、 〔 〕バイオテクノロジー(No  )、 〔 〕情報通信(No  )

〔 〕機械(No  )、 〔 〕 医療・福祉(No  )、 〔 〕 エネルギー(No  )

〔 〕環境(No  )、 〔 〕 その他(No  )

 基礎          応用

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キーワード(5つ以内)

マイクロプロセッシング、CAE、レオロジー、界面、計算機材料設計

 

提案者職名・氏名

所属機関名(機関名・学部・研究室名)

教授・土井正男

工学研究科・計算理工学専攻・計算物性工学講座

 電 話

052-789-3718

 mail

doi@cse.nagoya-u.ac.jp

 FAX

052-789-3719

 ホームページ

http://octa.jp

[研究成果があり、公開可能な技術シーズ]

 研究開発の目的

(研究の目的、最終的な事業化分野)

材料の特性を原子・分子のミクロなスケールから材料力学的なマクロなスケールまで統合的に計算機シミュレーションにより扱うシステムの開発。

研究開発の内容(概要)

(研究の内容・課題等を具体的に、必要に応じ資料を添付してください)

高分子系材料の物性は、原子・分子のスケールだけでなく、分子集合体、分子場、セミマクロな流れのように、階層的な物理化学モデルによって記述される。このようなシステムをシミュレーションでシームレスに扱うために、各階層に応じたシミュレーターの開発と、シミュレーター間を接続するデータ授受の方法およびプラットフォームの開発を行っている。

 新規性、独創性

(当該シーズの新規性・独創性・優位性等を具体的に)

従来の材料シミュレーターは、Gaussianのような分子軌道法パッケージまたはSerius2に代表される分子動力学パッケージのような原子分子のミクロ描像に基づくモデリング、あるいはNASTRANに代表される有限要素法パッケージのような材料特性を構成方程式で記述するマクロ描像でのモデリングの2つに大別される。OCTAはこの中間に位置するメゾ描像を扱うものである。また、各階層間を接続する仕組みを備えたものは他に例がない。

地域経済への波及効果

(本研究によって期待される成果・効果、地域への貢献、産業界へのインパクト等)

プラスチック、バイオマテリアル、エコマテリアル等、高分子系材料は今後も種々の科学技術分野の発展にとって不可欠である。OCTAはあらゆる高分子系材料設計のための有力なツールである。

 実用化への見通し

(共同研究の相手となる企業・業界、実用化までの期間等)

OCTAはすでにインターネット上で公開されていて、無料でソースコードまで利用可能である。今後関連分野における利用技術の開発が必要である。

 関  連

工業所有権

  発明(考案)等の名称

    発明者

   出願人

  外国出願

科学技術計算解析システムおよび科学技術計算解析プログラム

土井正男・芝野真次・西尾裕三

土井正男・株式会社日本総合研究所

  〔○〕有

  〔 〕無

 注意事項: @ 記入事項が多い場合は、縦方向に枠の大きさを広げて下さい。

       A 掲載して頂く技術シーズはシーズ集・ホームページ等での公開を前提に記載していただいています

         ので非公開情報の欄は「非公開」とのみ御記入下さい。