テクノ・フェア名大2013

-工学が挑む新時代の科学・技術-

「テクノ・フェア名大2013工学が挑む新時代の科学・技術-」を開催

●大学院工学研究科

ブース展示会場の様子大学院工学研究科は、9月6日(金)、豊田講堂及びシンポジオンホールにおいて、大学院医学系研究科・大学院環境学研究科・大学院情報科学研究科・大学院創薬科学研究科・エコトピア科学研究所・グリーンモビリティ連携研究センター・シンクロトロン光研究センター・減災連携研究センターの共催のもと、「テクノ・フェア名大2013-工学が挑む新時代の科学・技術-」を開催しました。

テクノ・フェア名大では、本学の研究者による研究内容の講演、技術シーズ(種)および研究成果のブース展示、研究施設の公開等を通じて、本学の研究活動とその成果を産業界や地域社会に広く情報発信し、地域社会との密接な交流や産学官連携の推進、および地域産業界のさらなる活性化を図ることを目的としています。1999年にはじまり、14回目の開催となる今回は、企業の研究開発担当者、産学連携及び研究等の支援機関、教育・研究機関関係者等約1000名の来場がありました。

基調講演では、主催者を代表して松下工学研究科長から挨拶があった後、河本邦仁大学院工学研究科教授から「熱から電気を生み出す夢の人工結晶 ―“熱電変換材料”」、齋藤弥八大学院工学研究科教授から「ナノカーボンが拓く科学と工学」と題して講演が行われ、本学で行われている研究開発の実例が、最新の成果を交えて紹介されました。
挨拶する松下研究科長 講演する河本教授 講演する斎藤教授 基調講演会場の様子 基調講演会場の様子

引き続き、ブース出展者のうち19名から研究シーズ・研究成果概要を説明するミニ講演が行なわれました。ミニ講演の聴講者数は延べ930名となり、各講演で来場者が熱心にメモを取る姿などが見受けられ、活発な質疑応答が行われるなど、来場者が本学の研究活動に寄せる高い関心と期待が窺えました。
講演する伊藤準教授 講演する堀教授 ミニ講演会場の様子

ブース展示会場では、企業の研究開発担当者が多数詰めかけ、ブース説明者による研究成果の説明や技術相談が行なわれました。模型や装置の展示及びデモも行なわれ、来場者の関心を集めており、大学で行なわれる研究がより身近なものに感じられたことと思われます。
ブース展示会場の様子 小型電気自動車COMS 個人用知的移動 ブース展示会場の様子 ブース展示会場の様子 ブース展示会場の様子

特に今回は、政府等から補助等を受け本学において実施している、博士課程教育リーディングプログラム「フロンティア宇宙開拓リーダー養成プログラム」、「最先端次世代研究」及び、文部科学省「ナノテクノロジープラットフォーム」事業に参画する研究室等から多数のブース出展や研究施設の公開があり、事業の成果を積極的に社会へ向けて還元するなど、アウトリーチ活動の機会にもなりました。

今回のテクノ・フェア名大における技術相談や情報交換を契機として、共同研究等、今後更なる産学官連携に発展することが期待されます。
社会基盤工学専攻 橋梁長寿命化推進室(橋梁モデル)見学の様子 マテリアル理工学専攻 石川・湯川研究室見学の様子 エコトピア科学研究所 超高圧電子顕微鏡施設見学の様子 エコトピア科学研究所 融合プロジェクト研究部門微細加工プラットフォーム見学の様子


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