テクノ・フェア名大2012

"未来を明日に近づける技術"

[研究室見学] 基本的に13:00-17:00、1時間毎に実施


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  1. 工学研究科マテリアル理工学専攻 石川・湯川研究室
  2. 工学研究科電子情報システム専攻 堀研究室
  3. 工学研究科附属プラズマナノ工学研究センター
  4. 工学研究科社会基盤工学専攻 橋梁長寿命化推進室
  5. 工学研究科社会基盤工学専攻 水工学講座海岸・海洋工学研究グループ
  6. 工学研究科計算理工学専攻 張研究室
  7. エコトピア科学研究所 超高圧電子顕微鏡施設

工学研究科マテリアル理工学専攻 石川・湯川研究室 教員:石川 孝司教授
場所:ES総合館113実験室


研究室見学当日の内容

メカ式サーボプレス(800kN)およびアームロボットを用いた逐次鍛造、油圧式サーボプレス(2000kN)、材料試験機等をご覧いただきます。


普段行なわれている研究等の紹介

塑性加工プロセスの創製、最適化、加工精度の向上及び材質改善を目的として、力学的・材料学的観点から、実験および計算機シミュレーションにより研究を行っています。
・各種塑性加工のコンピュータシミュレーションとCAE
・鍛造と熱処理における材料の割れ・材質・寸法変化の予測
・制御鍛造による軽量部材の製造
・サーボプレスを用いた逐次鍛造
・せん断加工の解析
・鍛造、圧延による異種材料の接合
・圧延および鍛造における表面疵の解析
・精密塑性加工
具体的な研究テーマについては、石川・湯川研究室ホームページをご覧下さい。

[キーワード]:塑性加工、鍛造、圧延、せん断、CAE、軽量化、高精度化、高強度化、サーボプレス
工学研究科マテリアル理工学専攻 石川・湯川研究室 昨年度の様子

工学研究科電子情報システム専攻 堀研究室 教員:堀 勝教授、近藤 博基准教授、竹田 圭吾助教
場所:IB館西棟3階331号室


研究室見学当日の内容

ULSI製造やディプレイ・太陽電池製作をはじめとし、機能性部材合成、表面改質、医療・バイオなど様々なプラズマプロセスの応用分野に対し、最先端の研究で使用している装置がございます。プラズマによるナノのものづくりを担うラジカルを計測するラジカルモニターや、簡便に大気圧環境下でプラズマ処理ができるAC励起大気圧プラズマ源、注目を集めるグラフェン材料の一つであるでカーボンナノウォールを製造する装置などが見学可能です。また、独自技術であるラジカルモニターの技術を基盤として開発した次世代プラズマプロセスを実現する自律型プラズマナノ製造装置をご覧頂けます。


普段行なわれている研究等の紹介

ULSI製造におけるプラズマエッチング、プラズマCVD技術を用いたディプレイ・太陽電池用機能性薄膜合成、大気圧非平衡プラズマを用いた表面改質、医療・バイオなど様々なプラズマプロセスの応用分野に対する最先端の研究を実施しております。また、プラズマによるナノのものづくりを担うラジカルを計測するラジカルモニターの開発や、大型レーザーシステムを用いたプラズマ分光研究を実施しております。 より詳細な情報は、堀・関根研究室ホームページをご覧下さい。

[キーワード]:材料、バイオテクノロジー、情報通信、機械・航空、医療、エネルギー、環境
工学研究科電子情報システム専攻 堀研究室

工学研究科附属プラズマナノ工学研究センター 教員:堀 勝センター長、石川 健治特任教授、田嶋 聡美特任准教授
場所:IB館3階、4階


研究室見学当日の内容

当プラズマナノ工学研究センターはIB電子情報館の3、4階に拠点を構え、半導体デバイス製造に使用可能な300mmウェハ用微細加工装置(エッチャーなど)のプラズマ中粒子(ラジカルなど)を超精密レーザー光学計測する研究設備から、オングストローム(10の-10メートル)スケールの表面解析設備を有し、電気放電により生成する“プラズマ”を活用したナノ材料合成(ナノカーボン、カーボンナノウォール、微結晶シリコン)や微細加工(有機膜や窒化ガリウム(GaN)膜の自律型エッチング)、大面積大気圧プラズマプロセスの研究を行っています。これら事例を説明するとともに、プラズマ中ラジカルのモニタリングプローブ、材料解析手法である表面和周波振動分光(SFG)や電子スピン共鳴(ESR)などの設備を紹介します。


普段行なわれている研究等の紹介

微細加工技術(エッチング)の自律型サブナノメータ制御
 -窒化ガリウム(GaN)
 -有機材料(フレキシブル)
プラズマ・ナノ材料の合成
 -カーボンナノチューブ、カーボンナノウォール
 -太陽電池応用のための微結晶シリコン
高精度プラズマ計測
 -プラズマ中粒子(ラジカル等)計測
 -プラズマ中電子衝突解離過程の量子化学計算
プラズマ・表面相互作用の新規手法開発
 -ポリマー、生体材料
 -フリーラジカル計測(ESR)
 -最表面の分子構造解析(SFG)
より詳細な情報は、附属プラズマナノ工学研究センターホームページをご覧下さい。

[キーワード]:厚い試料の観察、各種材料の開発、微細構造解析、ものづくり

工学研究科社会基盤工学専攻 橋梁長寿命化推進室 教員:中村 光教授、國枝 稔准教授
場所:N2U-BRIDGE(ニュー・ブリッジ) 実大橋梁モデル


研究室見学当日の内容

橋梁をはじめとするインフラを使いこなすために必要なメインテナンスに関する技術を紹介します。
<一般的な技術紹介>
・最近の非破壊検査技術の紹介
<名古屋大学で開発されている技術紹介>
・最近の各種シミュレーション技術の紹介(鉄筋腐食によるひび割れ、火害によるコンクリートの爆裂)
・新しい補修材料の紹介


普段行なわれている研究等の紹介

コンクリート構造および鋼構造を中心としたインフラに関する、新材料開発、構造性能予測ツールの開発、補修・補強技術の開発などを行っています。
<コンクリート研究室>
・コンクリート構造物の劣化シミュレーション
・新しい補修材料の開発
<鋼構造研究室>
・鋼構造物の疲労および対策工法の開発
・鋼構造物の環境劣化に対する補修補強・維持管理とライフサイクルアナリシス
N2U-BRIDGE全景 橋桁のスライス 橋の上の状況

工学研究科社会基盤工学専攻 水工学講座海岸・海洋工学研究グループ 教員:水谷 法美教授
場所:水理実験棟2F波浪実験室


研究室見学当日の内容

昨年導入した三次元津波高潮シミュレーションシステムの見学をしていただく予定です。当日はモデル地形の設置作業中の可能性があり、その場合は装置のみを見学していただくことになります。

普段行なわれている研究等の紹介

津波や荒天時の波浪による構造物への影響や砂浜の侵食等地形変形に関する実験、波・流れ・構造物の相互作用に関する実験などを実施しています。

[キーワード]:津波・高潮・多方向不規則波・波力・海岸侵食
波浪実験室 波浪実験室

工学研究科計算理工学専攻 張研究室 教員:張 紹良教授、今堀 慎治准教授
場所:工学部3号館4階485号室


研究室見学当日の内容

計算数理分野の超高速・高精度アルゴリズムの開発に関する研究を行っています。数値解析、組合せ最適化の各問題に対して当研究室で開発した超高速・高精度アルゴリズムの紹介を行うとともに、これまでに実施した、企業・研究機関との共同研究の内容について紹介します。


普段行なわれている研究等の紹介

計算機の凄まじい普及・高速化により、科学技術計算に現れる問題は大規模化し、アルゴリズムの速さが重要になっています。本研究室では「より速く、より高い精度で」を合言葉に、数値解析学、応用数学の基礎理論に基づく高速アルゴリズムの開発に関する研究を行っています。また、それらのアルゴリズムを用いて、計算数理諸分野に現れる様々な問題を計算機上で数値的に解明しています。さらに、実社会に現れる様々な最適化問題に対し、高い実用性をもつ高速・高性能アルゴリズムの開発も進めています。 より詳細な情報は、計算数理グループホームページをご覧下さい。

[キーワード]:計算数理、数値解析、最適化
数値計算結果

エコトピア科学研究所 超高圧電子顕微鏡施設 教員:丹司 敬義教授
場所:超高圧電子顕微鏡施設


研究室見学当日の内容

超高圧電子顕微鏡施設は、1950年代からの名古屋大学における世界的に屈指の電子顕微鏡及び電子解析の研究を継承する研究実験施設です。2010年には世界で唯一、ガス中で原子レベルかつ3次元観察のできる「反応科学超高圧走査透過電子顕微鏡」を設置いたしました。その大きさと内容をご覧ください。


普段行なわれている研究等の紹介

本超高圧電子顕微鏡は世界で初めて、ガス環境下で試料観察を行うことが可能で化学反応が起こる様子などをリアルタイムでみることができるとともに、電子線エネルギー分析装置による元素分布の解析や、試料の内部構造を3次元で可視化できるなどの特徴があります。 応用例としては、自動車などのエンジン排出ガスを浄化する触媒材料の開発や、近年話題となっている燃料電池・リチウム電池などの材料開発、癌化による細胞内構造の変化の解明などがあり、社会的に大変有用であるばかりでなく、今後の我が国の高付加価値経済成長の一助となる装置といえます。 より詳細な情報は、超高圧電子顕微鏡施設ホームページをご覧下さい。

[キーワード]:厚い試料の観察、各種材料の開発、微細構造解析、ものづくり
超高圧電子顕微鏡

第8回ホームカミングデイ 地域と大学で考える「世界のなかの日本、日本のなかの世界」
©2012, 名古屋大学工学研究科