出展タイトル
新規低毒性半導体ナノ粒子の合成と量子ドット太陽電池への応用
出展者
鳥本 司
所属
工学研究科 結晶材料工学専攻
展示概要
粒子サイズが10nm以下の半導体ナノ粒子は、単結晶などのより大きな材料とは異なった物理化学特性を示し、さらにサイズに依存して大きく変化します。このようなナノ粒子の変調可能な特性を利用して、新規光機能材料の開発が盛んに行われています。しかし、従来の半導体ナノ粒子は、Cd、Pb、Seなどの毒性の高い元素を含むためにその用途が厳しく制限されます。私たちは、広い応用が可能な半導体ナノ粒子の作製をめざし、低毒性元素からなるZnS-AgInS2固溶体ナノ粒子の液相化学合成に成功しました。本講演では、粒子作製法を概説し、得られたナノ粒子の発光材料や太陽電池の光吸収材料としての有用性をのべます。
キーワード
半導体ナノ粒子、量子ドット、太陽電池、発光材料