シーズNo.  9 

平成16年度「産学官共同研究開発技術シーズ調査票」

 

 研究開発テーマ

   (シーズ)

硬化型樹脂のネットワーク構造解析法の開発

 

技術分野(該当分野に○印を付け別表の該当番号を記入。複数の場合は主なものに◎

研究段階(該当に○

〔○〕材料(No 05)、 〔 〕バイオテクノロジー(No  )、 〔 〕情報通信(No  )

〔 〕機械(No  )、 〔 〕 医療・福祉(No  )、 〔 〕 エネルギー(No  )

〔 〕環境(No  )、 〔 〕 その他(No  )

 基礎          応用

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キーワード(5つ以内)

硬化性樹脂、架橋構造、熱分解、化学分解、光硬化

 

提案者職名・氏名

所属機関名(学部・研究室名)

 大谷 肇

名古屋大学大学院工学研究科 化学・生物工学専攻

応用化学分野 応用計測化学研究グループ

 電 話

052-789-3560

 mail

hajime@apchem.nagoya-u.ac.jp

 FAX

052-789-4666

 ホームページ

http://www.apchem.nagoya-u.ac.jp/ouka5/index.html

 

 研究開発の目的

(研究の目的、最終的な事業化分野)

電子機器の基盤やハウジングから、歯科材料などに至る広範な分野で用いられている、熱や光により硬化した樹脂の架橋ネットワーク構造を詳細に解析できる、全く新しい手法を開発する。

研究開発の内容(概要)

(研究の内容・課題等を具体的に、必要に応じ資料を添付してください)

硬化した樹脂材料の、特異な化学反応を加味した熱分解を誘起して、ハードな架橋部とソフトな連鎖双方についての情報を得、それらを各種のクロマトグラフィーや質量分析法によりオンラインで計測して、架橋高分子の根とワーク構造を解明する方法を構築する。

 新規性、独創性

(当該シーズの新規性・独創性・優位性等を具体的に)

硬化型樹脂は、あらゆる溶媒に不要であることなどから、その構造解析に適用できる分析手法は極めて限定されており、そのネットワーク構造について十分な解析はなされていない。したがって本研究の目指す新しい方法論は、硬化型樹脂のネットワーク構造と諸物性との相関を体系化するための、大きなブレークスルーを与えるものと確信している。

地域経済への波及効果

(本研究によって期待される成果・効果、地域への貢献、産業界へのインパクト等)

硬化型樹脂のネットワーク構造を詳細に解析する手法が確立されれば、ますます重要性が増大しつつある架橋高分子について、その諸物性と架橋構造との相関が体系的に明らかすることを通じて、より高機能・高性能の硬化型樹脂材料の開発に大きく寄与でき、地域の産業界への波及効果も大きい。

 実用化への見通し

(共同研究の相手となる企業・業界、実用化までの期間等)

樹脂材料のメーカーおよびユーザーと協力しながら研究を進めることによって、数年程度の比較的短時間のうちに実用化できる見通しを持っている。

 関  連

工業所有権

  発明(考案)等の名称

    発明者

   出願人

  外国出願

 

 

 

  〔 〕有

  〔 〕無

 注意事項: @ 記入事項が多い場合は、縦方向に枠の大きさを広げて下さい。

       A 掲載して頂く技術シーズはシーズ集・ホームページ等での公開を前提に記載していただいています

         ので非公開情報の箇所は「非公開」と御記入下さい。