シーズNo. 65 

平成16年度「産学官共同研究開発技術シーズ調査票」

 

 研究開発テーマ

   (シーズ)

細胞分離・単一細胞反応解析技術

 

技術分野(該当分野に○印を付け別表の該当番号を記入。複数の場合は主なものに◎

研究段階(該当に○

〔 〕材料(No  )、 〔◎〕バイオテクノロジー(No  )、 〔 〕情報通信(No  )

〔○〕機械(No 20)、 〔 〕 医療・福祉(No  )、 〔 〕 エネルギー(No  )

〔 〕環境(No  )、 〔 〕 その他(No  )

 基礎          応用

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キーワード(5つ以内)

細胞,微生物,分離,スクリーニング,バイオチップ

 

提案者職名・氏名

所属機関名(学部・研究室名)

  助教授 新井史人

名古屋大学大学院工学研究科 マイクロ・ナノシステム工学専攻

マイクロ・ナノ制御工学研究グループ

 電 話

052-789-3116

 mail

arai@mein.nagoya-u.ac.jp

 FAX

052-789-3115

 ホームページ

http://www.mein.nagoya-u.ac.jp

 

 研究開発の目的

(研究の目的、最終的な事業化分野)

狙った細胞の高速分離,培養,モニタリング,反応,解析,評価をチップ上で行うデスクトップシステムの開発。

 

研究開発の内容(概要)

(研究の内容・課題等を具体的に、必要に応じ資料を添付してください)

新規に開発したゲルの温度制御あるいは光硬化性樹脂による細胞の固定方法に基づいて,狙った細胞や微生物の高速分離,並列培養,モニタリング,反応解析を,微細加工技術によって製作したマイクロチップ内で行うデスクトップ型システムの開発。

 

 新規性、独創性

(当該シーズの新規性・独創性・優位性等を具体的に)

ハイドロゲルを局所的に加熱・冷却することで,狙った細胞や微生物だけを固定し,分離する技術を発明した。レーザスキャニングサイトメータに適用することで,特定細胞の高速分離が可能である。基本動作はチップ内のマイクロ電極への通電加熱であるため,システムの低コスト化が可能。また,光硬化性樹脂によるその場細胞固定により,細胞の反応解析をオンチップでモニタリングできる。

 

地域経済への波及効果

(本研究によって期待される成果・効果、地域への貢献、産業界へのインパクト等)

単一細胞の分析評価,再生医療における特定細胞の分離,新規微生物の発見と工業応用など,これからのバイオ産業の研究開発において強力な武器となるため,将来普及が見込める。各種探索実験の効率化,自動化が簡単に実現できるため,開発スピードが向上し,バイオ産業を後押しするものとなる。

 

 実用化への見通し

(共同研究の相手となる企業・業界、実用化までの期間等)

基本特性の評価が完了し,有効性は実証すみ.安全性に関しては分離されたイースト菌の増殖を確認。チップ内での蛍光観察,モニタリング培養が可能.温度制御を組み込めば,すぐにでも実用化可能。

 関  連

工業所有権

  発明(考案)等の名称

    発明者

   出願人

  外国出願

微小物体の回収方法及び装置

新井史人,福田敏男,市川明彦,桂樹 徹

科学技術振興事業団

  〔○〕有

    〕無

 注意事項: @ 記入事項が多い場合は、縦方向に枠の大きさを広げて下さい。

       A 掲載して頂く技術シーズはシーズ集・ホームページ等での公開を前提に記載していただいています

         ので非公開情報の箇所は「非公開」と御記入下さい。