シーズNo. 26

平成16年度「産学官共同研究開発技術シーズ調査票」

 

 研究開発テーマ

   (シーズ)

マンガン酸化物の光の透過率・電気伝導率の制御方法

 

技術分野(該当分野に○印を付け別表の該当番号を記入。複数の場合は主なものに◎

研究段階(該当に○

〔○〕材料(No.4)、 〔 〕バイオテクノロジー(No  )、 〔 〕情報通信(No  )

〔 〕機械(No  )、 〔 〕 医療・福祉(No  )、 〔 〕 エネルギー(No  )

〔 〕環境(No  )、 〔 〕 その他(No  )

 基礎          応用

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キーワード(5つ以内)

光素子、酸化物材料、膜

 

提案者職名・氏名

所属機関名(学部・研究室名)

守友 浩

名古屋大学大学院工学研究科 マテリアル理工学専攻

応用物理学分野 光物理工学研究グループ

 電 話

052-789-4449

 mail

moritomo@cirse.nagoya-u.ac.jp

 FAX

052-789-3724

 ホームページ

 

 

 研究開発の目的

(研究の目的、最終的な事業化分野)

 外部光で膜の透過率・抵抗率を制御し、光センサー・光スイッチ素子・糖に応用する。

研究開発の内容(概要)

(研究の内容・課題等を具体的に、必要に応じ資料を添付してください)

マンガン酸化物膜に光照射をすると広範囲の波長領域での透過率や抵抗率が変化することを発見した。これは、光照射によりマンガン酸化物のスピピン系が乱れ、その結果、物理定数が変化するものと考えられる。この光起効果は、室温で観測される。

 新規性、独創性

(当該シーズの新規性・独創性・優位性等を具体的に)

光照射による物理定数の制御は、半導体等で報告されている。しかしながら、これらの系では、透過率の変化は限られた波長でしか観測されない。

また、本材料は、単層膜で光機能性が発現するため、製造過程が単純である。また、素子の巨大化が容易である。

地域経済への波及効果

(本研究によって期待される成果・効果、地域への貢献、産業界へのインパクト等)

 

 実用化への見通し

(共同研究の相手となる企業・業界、実用化までの期間等)

現在、室温で、パルスレーザー照射により、抵抗率が最大50%増大している。また、スイッチング時間は70ps程度である。この数字は、化学組成の最適化・パターンの最適化により、さらに改善すると思われる。

 関  連

工業所有権

  発明(考案)等の名称

    発明者

   出願人

  外国出願

マンガン酸化物の光の透過率・電気伝導率の制御方法

守友 浩

科学技術振興事業団

  〔 〕有

  〔○〕無

 注意事項: @ 記入事項が多い場合は、縦方向に枠の大きさを広げて下さい。

       A 掲載して頂く技術シーズはシーズ集・ホームページ等での公開を前提に記載していただいています

         ので非公開情報の箇所は「非公開」と御記入下さい。