シーズNo. ２
平成１６年度「産学官共同研究開発技術シーズ調査票」
|
研究開発テーマ （シーズ） |
アンモニウム塩触媒を用いる高効率エステル縮合反応の開発 |
|
技術分野（該当分野に○印を付け別表の該当番号を記入。複数の場合は主なものに◎。 |
研究段階（該当に○） |
||||||
|
〔◎〕材料（No０１）、 〔 〕ﾊﾞｲｵﾃｸﾉﾛｼﾞｰ（No ）、 〔 〕情報通信（No ） 〔 〕機械（No ）、 〔 〕医療・福祉 （No ）、 〔 〕ｴﾈﾙｷﾞｰ （No ） 〔○〕環境（No３６）、 〔 〕その他 （No ） |
基礎 応用 |
||||||
|
|
ａ |
ｂ |
ｃ |
ｄ |
|
||
|
|
|
○ |
|
||||
|
キーワード(５つ以内) |
エステル縮合反応、触媒、環境調和型反応プロセス、脱水縮合反応、アトムエコノミー |
||||||
|
提案者職名・氏名 |
所属機関名（機関名・学部・研究室名） |
||
|
教授・石原一彰 |
名古屋大学大学院工学研究科
化学・生物工学専攻 生物機能工学分野
生体機能物質化学研究グループ（石原研） |
||
|
電 話 |
052-789-3331 |
e-mail |
|
|
ＦＡＸ |
052-789-3222 |
ﾎｰﾑﾍﾟｰｼﾞ |
http://www.nubio.nagoya-u.ac.jp/nubio4/index.htm |
［研究成果があり、公開可能な技術シーズ］
|
研究開発の目的 （研究の目的、最終的な事業化分野） |
工業スケールでのエステル及びポリエステルの環境調和型の高効率エステル製造法の開発を目的に、等モル量のカルボン酸とアルコールの脱水縮合反応に有効な新規触媒技術を紹介する。 |
||||
|
研究開発の内容（概要） (研究の内容・課題等を具体的に、必要に応じ資料を添付してください) |
スルホン酸アンモニウム塩触媒を用いて、アルコールとカルボン酸の等モル混合溶液からの脱水縮合反応による高効率エステル製造法を開発した。この新規触媒は金属を全く含まず、取り扱いが非常に容易である。また、本触媒は基質一般性に優れ、ほとんどの１級及び２級のアルコールに有効である。従来の酸触媒ではアルコールの脱水反応またはエステルの脱アシル化反応が副反応として進行し、目的のエステルと一緒にアルケンが生成するという問題があったが、本触媒系ではアルケンの副生はほとんどない。 |
||||
|
新規性、独創性 (当該シーズの新規性・独創性・優位性等を具体的に) |
１．開発した触媒は非金属系有機触媒であり、毒性は低い。 ２．アルコールとカルボン酸の等モル混合溶液からの脱水縮合反応である。 ３．基質一般性に優れている。 ４．非常に単純なエステル製造法のため、工業化が期待される。 |
||||
|
地域経済への波及効果 (本研究によって期待される成果・効果、地域への貢献、産業界へのインパクト等) |
生産性の高い低コストな製造法であるので、その波及効果は極めて高い。 |
||||
|
実用化への見通し (共同研究の相手となる企業・業界、実用化までの期間等) |
未定ではあるが、実用化の可能性は高い。 |
||||
|
関 連 産業財産権 |
発明（考案）等の名称 |
発明者 |
出願人 |
外国出願 |
|
|
エステル製造方法及びエステル化触媒 |
石原一彰 坂倉 彰 |
中部TLO |
〔 〕有 〔○〕無 |
||