シーズNo.124 

平成16年度「産学官共同研究開発技術シーズ調査票」

 

 研究開発テーマ

   (シーズ)

超伝導線材開発の基礎研究

 

技術分野(該当分野に○印を付け別表の該当番号を記入。複数の場合は主なものに◎

研究段階(該当に○

〔 〕材料(No  )、 〔 〕バイオテクノロジー(No  )、 〔 〕情報通信(No  )

〔 〕機械(No  )、 〔 〕 医療・福祉(No  )、 〔 〕 エネルギー(No34)

〔 〕環境(No  )、 〔 〕 その他(No  )

 基礎          応用

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キーワード(5つ以内)

酸化物超伝導体、線材、高臨界電流密度、PLD、MOCVD

 

提案者職名・氏名

所属機関名(学部・研究室名)

教授・高井 吉明

名古屋大学大学院工学研究科

エネルギー理工学専攻

エネルギーデバイス工学研究グループ

 電 話

052-789-3159

 mail

takai@nuee.nagoya-u.ac.jp

 FAX

052-789-3441

 ホームページ

http://www.ees.nagoya-u.ac.jp/~web_dai1/index.html

 

 研究開発の目的

(研究の目的、最終的な事業化分野)

21世紀のエネルギー問題を解決する一つの側面として、エネルギーの高効率利用が重要である。超伝導技術はその観点から期待されている技術である。本研究開発の目的は、特に電力輸送・貯蔵技術に関して、エネルギー低消費を実現する酸化物超伝導線材の開発である。

研究開発の内容(概要)

(研究の内容・課題等を具体的に、必要に応じ資料を添付してください)

現在、酸化物超伝導体の線材応用は主としてY系123超伝導体を念頭において考えられており、その高臨界電流密度の達成、高速製造法など、企業において盛んに研究がなされている。本研究は、レーザCVD、MOCVDなどの手法を用いて、Y系123超伝導体、特に希土類元素をYからSm、Ndなどに置き換えた酸化物超伝導において、より高い臨界電流密度を得ようとするものである。

 新規性、独創性

(当該シーズの新規性・独創性・優位性等を具体的に)

すでに、Sm系123超伝導薄膜においては、液体窒素温度において、700万A/cm2という大きな臨界電流値を得ている。これは、その超伝導体の希土類元素とBa元素の置換など、精密な構造制御により可能となったものである。

地域経済への波及効果

(本研究によって期待される成果・効果、地域への貢献、産業界へのインパクト等)

超伝導線材が実用化され、電力輸送における損失が低減されることは、ひいては、世界的規模でエネルギーの効率的な利用を可能にする事になり、将来の人類社会への寄与は大きい。

 実用化への見通し

(共同研究の相手となる企業・業界、実用化までの期間等)

材料開発、あるいは電力エネルギーにかかわる企業などとの共同研究が望ましい。実用化までには、工場レベルでの製造技術、機械的な特性評価、コストなど多くの問題が未解決であり、早くとも数年はかかる見通しである。

 関  連

工業所有権

  発明(考案)等の名称

    発明者

   出願人

  外国出願

 

 

 

  〔 〕有

  〔 〕無

 注意事項: @ 記入事項が多い場合は、縦方向に枠の大きさを広げて下さい。

       A 掲載して頂く技術シーズはシーズ集・ホームページ等での公開を前提に記載していただいています

         ので非公開情報の箇所は「非公開」と御記入下さい。