シーズNo.１２１　

平成１６年度「産学官共同研究開発技術シーズ調査票」

研究開発テーマ （シーズ）

水素発酵による有機廃棄物処理およびエネルギー回収システムの開発

技術分野（該当分野に○印を付け別表の該当番号を記入。複数の場合は主なものに◎。		研究段階（該当に○）
〔　〕材料（No　　）、 〔　〕ﾊﾞｲｵﾃｸﾉﾛｼﾞｰ（No　　）、 〔　〕情報通信（No　　） 〔　〕機械（No　　）、 〔　〕医療・福祉 （No　　）、 〔◎〕ｴﾈﾙｷﾞｰ　（No 32 ） 〔○〕環境（No 36 ）、 〔　〕その他　　 （No　　）		基礎　 　 応用
			ａ	ｂ	ｃ	ｄ
				○
キーワード(５つ以内)	水素発酵，有機廃棄物処理，グラニュール汚泥，振動ミル，炭化

提案者職名・氏名		所属機関名（機関名・学部・研究室名）
中村　正秋		名古屋大学大学院工学研究科 化学・生物工学専攻 分子化学工学分野 資源・環境システム工学研究グループ
電　話	052-789-3618	e-mail	nakamura@nuce.nagoya-u.ac.jp
ＦＡＸ	052-789-3272	ﾎｰﾑﾍﾟｰｼﾞ	http://www.nuce.nagoya-u.ac.jp/e6/e6.html

［研究成果があり、公開可能な技術シーズ］

研究開発の目的 （研究の目的、最終的な事業化分野）		本研究の目的は，代替エネルギー開発と廃棄物処理の観点から，有機廃棄物からの水素発酵処理を行うシステムを構築することである． グラニュール汚泥を用いた嫌気性水素発酵装置の開発に主軸をおき，発酵残さの炭化処理および活性炭化物の利用といったシステム全体の技術開発を行う．
研究開発の内容（概要） (研究の内容・課題等を具体的に、必要に応じ資料を添付してください)		水素発酵菌　メタン発酵グラニュール汚泥にヒートショックを与えることにより，メタン菌を死滅させ，耐熱性の高い水素発酵菌の安定化を図る．発生ガス量，発生ガス組成・残留成分を分析し，水素発酵性能を評価する．温度，pH，廃棄物等を変化させて，水素発酵実験を行い，発酵性能の能力および操作条件の許容範囲について検討する． 水素発酵装置　（非公開） 水素発酵システム　発酵残さの炭化により得られた活性炭を脱色・脱硫材として用いる．活性炭の吸着性能に及ぼす炭化条件の影響について検討する．（非公開）
新規性、独創性 (当該シーズの新規性・独創性・優位性等を具体的に)		廃棄物から直接水素が得られる発酵技術の開発によって，エネルギーの生産と廃棄物処理コストの削減が可能となる．また，本研究では，発酵残さの利用も可能な水素発酵システムの開発を目標としている．
地域経済への波及効果 (本研究によって期待される成果・効果、地域への貢献、産業界へのインパクト等)		本研究は，未来の水素エネルギー時代を担っており，新たな産業による経済的波及効果は計り知れない．分散型エネルギー供給による，地域への貢献は言うまでもなく，それに伴った経済システムの簡略化が期待される．有機廃棄物が価値を持つことになり，産業界へのインパクトは底知れない．
実用化への見通し (共同研究の相手となる企業・業界、実用化までの期間等)		本研究は，システムの開発であり，直接，産業界へ導入することができる．コンパクト化が地域内への導入のキーとなる．燃料電池と組合せることが可能であり，分散型エネルギー供給社会に対する実用化への見通しが明るい．
関　　連 産業財産権	発明（考案）等の名称		発明者	出願人	外国出願
					〔　〕有 　〔　〕無

　注意事項：　�@ 記入事項が多い場合は、縦方向に枠の大きさを広げて下さい。

　　　　　　　�A 掲載していただく技術シーズは、シーズ集、ホームページ等での公開を前提に記載して

　　　　　　　　 いただいておりますので、非公開情報の欄は「非公開」とのみ御記入下さい。