シーズNo.１２０　

平成１６年度「産学官共同研究開発技術シーズ調査票」

研究開発テーマ （シーズ）

３次元駆動力センシング機能つき車椅子

技術分野（該当分野に○印を付け別表の該当番号を記入。複数の場合は主なものに◎。		研究段階（該当に○）
〔　〕材料（No　　）、 〔　〕ﾊﾞｲｵﾃｸﾉﾛｼﾞｰ（No　　）、 〔　〕情報通信（No　　） 〔　〕機械（No　　）、 〔○〕医療・福祉 （No２７）、 〔　〕ｴﾈﾙｷﾞｰ　（No　　） 〔　〕環境（No　　）、 〔　〕その他　　 （No　　）		基礎　 　 応用
			ａ	ｂ	ｃ	ｄ
						○
キーワード(５つ以内)	車椅子、適合、駆動力評価、身体運動能力、工学評価

提案者職名・氏名		所属機関名（機関名・学部・研究室名）
教授・大日方五郎		名古屋大学 エコトピア科学研究機構 先端技術共同研究センター
電　話	052-789-5030	e-mail	obinata@mech.nagoya-u.ac.jp
ＦＡＸ	052-789-5589	ﾎｰﾑﾍﾟｰｼﾞ	http://www.dynamics.mech.nagoya-u.ac.jp/

［研究成果があり、公開可能な技術シーズ］

研究開発の目的 （研究の目的、最終的な事業化分野）		車椅子のを個人へ適合することは重要であるが、その根拠がはっきりしないままに、理学療法士等の経験に基づき行なわれてきた。本研究では、上肢による車椅子駆動のための適合姿勢を工学的に定めるために、ハンドリムに作用する駆動力を３次元で測定し、それを無線を利用してコンピュータに実時間送信できる計測車椅子を開発する。
研究開発の内容（概要） (研究の内容・課題等を具体的に、必要に応じ資料を添付してください)		車椅子車軸に６軸の力覚センサを取り付け、それを無線ランを利用してコンピュータへ送信するシステムとそのセンサ情報から駆動している上肢のなした力学的な仕事を計算評価するためのプログラム開発を行なっている。これによって車椅子駆動時の肉体的な負荷を工学的、定量的に評価できるようになる。
新規性、独創性 (当該シーズの新規性・独創性・優位性等を具体的に)		車椅子において駆動輪のトルクと移動変位を測定するシステムは存在するが、３次元空間における６次元の力学量を測定できるものは、本研究以前には存在しない。また、車椅子を無拘束状態で測定できる点も特長である。
地域経済への波及効果 (本研究によって期待される成果・効果、地域への貢献、産業界へのインパクト等)		車椅子を個人へ適合する際の合理的な方法が提供されることにより、車椅子の誤った使用がなくなり、２次障害の現象やQOLの向上に大きく寄与することができる。
実用化への見通し (共同研究の相手となる企業・業界、実用化までの期間等)		基本設計を終えており、試作中である。検証実験を行い修正点を明らかにできれば実用化が可能である。
関　　連 産業財産権	発明（考案）等の名称		発明者	出願人	外国出願
	なし				〔　〕有 　〔　〕無