シーズNo.119 

平成16年度「産学官共同研究開発技術シーズ調査票」

 

 研究開発テーマ

   (シーズ)

加速度センサを用いた身体運動計測・解析装置の開発

 

技術分野(該当分野に○印を付け別表の該当番号を記入。複数の場合は主なものに◎

研究段階(該当に○

〔 〕材料(No  )、 〔 〕バイオテクノロジー(No  )、 〔 〕情報通信(No  )

〔 〕機械(No  )、 〔○〕 医療・福祉(No27)、 〔 〕 エネルギー(No  )

〔 〕環境(No  )、 〔 〕 その他(No  )

 基礎          応用

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キーワード(5つ以内)

身体運動計測、福祉介護機器、人間適合機器、人間・機械協調

 

提案者職名・氏名

所属機関名(学部・研究室名)

教授・大日方 五郎

名古屋大学 エコトピア科学研究機構 先端技術共同研究センター

 電 話

052-789-5030

 mail

obinata@mech.nagoya-u.ac.jp

 FAX

052-789-5030

 ホームページ

 

 

 研究開発の目的

(研究の目的、最終的な事業化分野)

小型軽量で低消費電力である加速度計を用いて、体に装着するタイプ(ウェアラブル)の身体運動計測装置を開発する。最終的な計測量は、関節角度、筋消費エネルギー、動作タイミング、床反力などの身体運動解析に必要なものとする。これは、障害者のリハビリテーションや治療だけではなく、高齢者らの健康管理、日常動作モニタリングなど広い用途がある。

研究開発の内容(概要)

(研究の内容・課題等を具体的に、必要に応じ資料を添付してください)

 体に装置した多次元加速度センサの情報をマイクロプロセッサで処理することにより、身体運動や身体運動補助機器の評価に必要な関節角度、床反力などの時系列データを取得する装置を開発する。課題は、体節各部の加速度データから直接測定していない関節角度、床反力などの推定値を算出することであるが、我々はこれについて2つの特許を出願済みであり、解決の道すじはできている。

 新規性、独創性

(当該シーズの新規性・独創性・優位性等を具体的に)

 本開発の中心となる技術シーズは大日方が発明者となっている2つの特許(いずれも出願済み)技術に基づいている。これらはいずれも、身体各部の多次元加速度データから、関節角度、動作タイミング、床反力を推定する技術に関するものである。特長は、バッテリーでの駆動が可能な体装着型の計測システムとすることによって、場所や時間を選ばない計測が可能となることであり、この点が大きな特長でありかつ他の技術に対して有利な点である。

地域経済への波及効果

(本研究によって期待される成果・効果、地域への貢献、産業界へのインパクト等)

 本開発対象のハードウェアは、近年普及している加速度センサとマイクロプロセッサを組み合わせたもので特に製造上困難な点はない。ポイントは、加速度データから必要な情報を得るためのソフトウェアの内容である。したがって、本テーマに関連した地域企業が我々研究グループのノウハウを具体化することによって容易に実用化が可能であり、直ぐに競争力のある製品として企業に寄与できる。また、高齢化社会では関連製品が大きなマーケットとなる可能性があり、その意味でも波及効果のある開発である。

 実用化への見通し

(共同研究の相手となる企業・業界、実用化までの期間等)

 技術シーズとしての完成度は高いことから、マイクロプロセッサを中心としたシステム開発力のある企業との協働により1年から2年での製品化をねらう。

 関  連

工業所有権

  発明(考案)等の名称

    発明者

   出願人

  外国出願

2軸加速度センサを用いた関節角度測定方式および電気刺激器

床反力測定方法および装置

大日方 五郎 ほか

 

大日方五郎・阿部善博

大日方五郎・飯塚清美

 

(財)名古屋産業科学研究所

〔 〕有

〔○〕無

 注意事項: @ 記入事項が多い場合は、縦方向に枠の大きさを広げて下さい。

       A 掲載して頂く技術シーズはシーズ集・ホームページ等での公開を前提に記載していただいています

         ので非公開情報の箇所は「非公開」と御記入下さい。