シーズNo.118 

平成16年度「産学官共同研究開発技術シーズ調査票」

 

 研究開発テーマ

   (シーズ)

 温熱療法における磁性ナノ微粒子の開発

 

技術分野(該当分野に○印を付け別表の該当番号を記入。複数の場合は主なものに◎

研究段階(該当に○

〔○〕材料(No  )、 〔○〕バイオテクノロジー(No  )、 〔 〕情報通信(No  )

〔 〕機械(No  )、 〔◎〕 医療・福祉(No  )、 〔 〕 エネルギー(No  )

〔 〕環境(No  )、 〔 〕 その他(No  )

  基礎      応用

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キーワード(5つ以内)

磁性材料、温熱療法、ハイパーサーミア、超微粒子、ナノテクノロジー

 

提案者職名・氏名

所属機関名(機関名・学部・研究室名)

教授 松井正顯

名古屋大学大学院工学研究科 結晶材料工学専攻

磁気物性機能研究グループ

 電 話

052-789-3567

 mail

matsui@numse.nagoya-u.ac.jp

 FAX

052-789-3237

 ホームページ

http://www.numse.nagoya-u.ac.jp/F5/home.html

[研究成果があり、公開可能な技術シーズ]

 研究開発の目的

(研究の目的、最終的な事業化分野)

ガンの温熱療法の侵襲性治療法において、磁性体をインプラントとして使用すると温熱効果があることが知られている。本研究では、インジェクション法による体内注入のための発熱特性の良好な磁性体の開発とその磁性ナノ微粒子作製法の開発を行うことを目的としている。

研究開発の内容(概要)

(研究の内容・課題等を具体的に、必要に応じ資料を添付してください)

完全な生体適合性を持つ元素で構成された磁性材料で、身体にとって安全な温度に自己制御する材料であって、発熱特性の良好な材料の開発を行い、さらにその超微粒子(直径10nm程度)を作製する方法を研究する。

 新規性、独創性

(当該シーズの新規性・独創性・優位性等を具体的に)

温熱療法に使用する材料で完全に生体適合性のある元素(10種類程度ある)を使った磁性体の開発は他では行われていない。また、上昇温度の自己制御ではキュリー温度の調整が必要であり、そういった観点で開発を行っている。

地域経済への波及効果

(本研究によって期待される成果・効果、地域への貢献、産業界へのインパクト等)

磁性体を使用したがんの温熱療法は、これまで切除不能な深在性がんに適用可能と考えられてきたが、現在はどのようながんにも適用できるような治療法と考えられている。また、免疫性に関する研究が注目されているが、そのためにも磁性ナノ微粒子の開発が重要である。

 実用化への見通し

(共同研究の相手となる企業・業界、実用化までの期間等)

すでに、新材料の開発は行われたが、その超微粒子化に関する研究が必要である。企業との共同研究を期待する。

 関  連

工業所有権

  発明(考案)等の名称

    発明者

   出願人

  外国出願

 

 

 

  〔 〕有

  〔 〕無

 注意事項: @ 記入事項が多い場合は、縦方向に枠の大きさを広げて下さい。

       A 掲載して頂く技術シーズはシーズ集・ホームページ等での公開を前提に記載していただいています

         ので非公開情報の欄は「非公開」とのみ御記入下さい。