シーズNo.105 

平成16年度「産学官共同研究開発技術シーズ調査票」

 

 研究開発テーマ

   (シーズ)

機器の診断評価システム

 

技術分野(該当分野に○印を付け別表の該当番号を記入。複数の場合は主なものに◎

研究段階(該当に○

〔 〕材料(No  )、 〔 〕バイオテクノロジー(No  )、 〔 〕情報通信(No  )

〔○〕機械(No22)、 〔 〕 医療・福祉(No  )、 〔 〕 エネルギー(No  )

〔 〕環境(No  )、 〔 〕 その他(No  )

基礎         応用

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キーワード(5つ以内)

機器、診断、評価、メンテナンス、遠隔監視

 

提案者職名・氏名

所属機関名(学部・研究室名)

助教授・川合忠雄

名古屋大学大学院工学研究科 機械理工学専攻

機械情報システム工学分野 福祉工学研究グループ

 電 話

(052)789-2716

 mail

kawai@mech.nagoya-u.ac.jp

 FAX

(052)789-2716

 ホームページ

研究会HP:http://QEDM.yasuda.nuem.nagoya-u.ac.jp/

 

 研究開発の目的

(研究の目的、最終的な事業化分野)

低経済成長下においては、新規に設備を作るよりも、既存の設備を高い効率で長期間にわたって利用することが重要になっている。提案の研究では、工作機械をはじめ種々の機械の状態を高い信頼性でモニタリングすることを目的としている。最終的には小型のモニタリング装置を機器に組み込みインターネットを介して情報を収集、解析するシステムを開発したい。

研究開発の内容(概要)

(研究の内容・課題等を具体的に、必要に応じ資料を添付してください)

機械の状態を診断するためには、(1)機械の状態を測定する技術(測定箇所、測定データの種別[振動、音、画像等])、(2)データを解析する技術(統計処理、ウェーブレット解析、ニュートラルネットワーク等)、(3)データを収集し分析する技術(ネットワーク技術、診断技術等)などが必要となる。また、収集したデータに基づいて、機械の運転条件等をより適切な状態に設定することも重要となる。

 新規性、独創性

(当該シーズの新規性・独創性・優位性等を具体的に)

従来から熟練技術者の経験に基づいて機械の状態を診断してきたが、熟練技術者の減少や作業環境の改善に対する要求から、診断を自動的に行うことは非常に重要な技術になっている。特に、個々の機械にモニタリング装置を組み込み、インターネットを介してデータを収集するシステムはアウトソーシングの観点からも重要な技術である。

地域経済への波及効果

(本研究によって期待される成果・効果、地域への貢献、産業界へのインパクト等)

中部地区には、大小多数のメーカーが存在する。提案の研究は、最近の組み込み用CPU(安価、プログラムの高開発性と汎用性)を用いることにより、小規模のメーカーでも利用可能であり、非常に大きな波及効果がある。また、対象となる機械も多岐にわたるために潜在的なマーケットも非常に大きい。

 実用化への見通し

(共同研究の相手となる企業・業界、実用化までの期間等)

提案者は、これまでに各種の工作機械や構造物の損傷・異常検知に取り組み、研究室レベルでの種々の診断技術については提案してきた。今後は、対象の機械に応じて、データの収集・解析・診断技術を適用することが重要となる。組込み可能な機械としては、各種の工作機械、搬送装置、構造物が考えられるので、これらを製作し、提供する企業との共同作業が欠かせない。

 関  連

工業所有権

  発明(考案)等の名称

    発明者

   出願人

  外国出願

マシニングセンター支援システム

川合忠雄 他3名

中部TLO 他3

  〔○〕有

  〔 〕無

 注意事項: @ 記入事項が多い場合は、縦方向に枠の大きさを広げて下さい。

       A 掲載して頂く技術シーズはシーズ集・ホームページ等での公開を前提に記載していただいています

         ので非公開情報の箇所は「非公開」と御記入下さい。