シーズNo.35

平成15年度名古屋大学工学研究科「産学官共同研究開発技術シーズ調査票」

 

 研究開発テーマ

   (シーズ)

分子レオロジーシミュレーターNAPLES

 

技術分野(該当分野に○印を付け別表の該当番号を記入。複数の場合は主なものに◎

研究段階(該当に○)

〔○〕材料(No01)、 〔 〕バイオテクノロジー(No  )、 〔 〕情報通信(No  )

〔 〕機械(No  )、 〔 〕 医療・福祉(No  )、 〔 〕 エネルギー(No  )

〔 〕環境(No  )、 〔 〕 その他(No  )

 基礎          応用

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キーワード(5つ以内)

レオロジー,分子シミュレーション,高分子,プラスチック,NAPLES

 

提案者職名・氏名

所属機関名(学部・研究室名)

助手・増渕雄一

工学研究科・計算理工学専攻・計算物性工学講座

 電 話

052-789-3600

  mail

mas@cse.nagoya-u.ac.jp

 FAX

052-789-3600

 ホームページ

http://www.stat.cse.nagoya-u.ac.jp/~mas

 

 研究開発の目的

(研究の目的、最終的な事業化分野)

様々な分岐構造をもつ高分子溶融体の分子運動とレオロジーを予測するシミュレーターの開発。

研究開発の内容(概要)

(研究の内容・課題等を具体的に、必要に応じ資料を添付してください)

従来の分子シミュレーションではモデルの制限から高分子メルトのレオロジーを計算することは不可能であった。NAPLESは新しい祖視化手法に基づいて高分子メルトにおける分子運動を計算する分子シミュレーション手法である。現在分岐形状の検討,伸長流動を含む種々の変形モードへの対応,を行っている。

 新規性、独創性

(当該シーズの新規性・独創性・優位性等を具体的に)

従来の分子シミュレーションではせいぜい数ミリ秒程度の計算をすることが限界であり,これでは数千秒にもおよぶ高分子の運動を計算することはできない。NAPLESでは,従来手法の100倍にもおよぶ空間・時間両方の祖視化を行うことによって,実時間で数千秒にもおよぶ高分子のダイナミクスを数十時間のうちに計算することが可能である。

地域経済への波及効果

(本研究によって期待される成果・効果、地域への貢献、産業界へのインパクト等)

プラスチック成形加工において,同種の材料でも種々のグレードや分岐構造の異なる成分を添加することで物性を向上させる手法は広く行われている。そのような際の物性予測手法としてNAPLESは最適である。

 実用化への見通し

(共同研究の相手となる企業・業界、実用化までの期間等)

(株)プラメディアとともにNAPLES研究会を立ち上げており,平成16年の完成を目指している。研究会ではソフトウエアの試用版,ベータ版の逐次配布を行う。一般企業および大学等公設機関の研究会への参加をお願いしたい。

 関  連

工業所有権

  発明(考案)等の名称

    発明者

   出願人

  外国出願

高分子化合物の分子運動解析方法および解析プログラム

増渕雄一他3名

増渕雄一

  〔○〕有

  〔 〕無

 注意事項: @ 記入事項が多い場合は、縦方向に枠の大きさを広げて下さい。

       A 掲載して頂く技術シーズはシーズ集・ホームページ等での公開を前提に記載していただいています

         ので非公開情報の箇所は「非公開」と御記入下さい。