大学院工学研究科
改組情報
2017年4月改組前の工学研究科12専攻
新専攻はこちらから

社会基盤工学専攻

都市と国土のデザイナー

社会基盤工学分野 社会基盤工学の対象は、市民、公共のための事業がその大半を占めます。例えを挙げるなら、蛇口をひねれば溢れ出る水も、電気、ガスの供給も、公園や地下鉄、ニュータウンなども、社会基盤工学の受け持ちです。
 また、対象となる事業の多様さばかりでなく、その事業への関わり方にも、原論・計画・施工・管理などさまざまなスタンスがあります。いわば文科系から理科系まで、といえるほどバラエティがあるわけで、そのいずれの道を選ぶかによって、まったく違う人生を歩むことができます。

 文科系が得意な人は、経済的な観点から都市問題や土地政策を論じ、あるいは、歴史的な視点から景観を語ることもできます。理科系の得意な人は、本四架橋のような長大橋をデザインしたり、地震や津波などの自然災害から人命、財産、産業を守るための防災・減災技術を開発したり、身近にあっても謎の多い土や粘土の物性の解明に挑戦したりといった道を選ぶこともできます。このように、皆さんの個性に対応して、非常に幅広い人生の選択が可能なのが、社会基盤工学の特徴なのです。

メッセージ

教員から

教員写真 社会基盤工学って何?実際の内容は先端的で新しく、取扱いの対象やスケールがどの工学分野よりも広く、文化・文明論まで含んだ懐の深い分野です。
 社会基盤工学の目的は、社会基盤の整備、すなわち、国家の産業基盤である交通網やエネルギー・情報網の整備、国家・地域の土地利用計画や都市計画の作成、自然災害の防災・減災を通して、人々の安全・安心で快適な生活環境を創造することです。
 本専攻の先生の数は関連専攻も含めると教授・准教授・講師約30名と多く、マン・ツー・マン的なレベルの高い教育・研究が行われています。

先輩から

・土木業界は大学の技術プレゼンスが高いのが特徴
・地価問題に取り組んでみませんか?
・自分の生まれた街を自分でデザインできるのは面白い
・一緒にリニア新幹線を築こう!
・コンクリートを使ってスキー場の設計をしたい人募集中
・製鉄メーカーは鉄だけでなく橋も造ります
・歴史と調和のとれた都市造りを目指して文化事業本部を発足しました

DATA

活躍できる主な就職先

 本専攻は関連専攻も含めるとこれまでに1800余名もの卒業生を社会へ送り出してきました。
 大学・教育機関、公務員、電力・通信・ガス・運輸、建設会社、コンサルタント会社、鉄鋼・機械はもとより、情報・コンピュータ関係など様々な分野で幅広く活躍しています。

卒業生の主な就職先

<大学・教育機関>名古屋大学、名古屋工業大学、岐阜大学、東北大学、東京工業大学、京都大学、神戸大学、香川大学、愛知工業大学、中部大学、名城大学、ニューヨーク州立大学、アイオワ大学、カイロ大学、清華大学、同済大学、等
<中央官庁など>国土交通省、厚生労働省、経済産業省、外務省、警察庁、鉄道・運輸機構、都市再生機構、水資源機構、等
<地方自治体>愛知県、名古屋市、東京都、岐阜県、三重県、静岡県、等
<電力・通信・ガス・運輸>中部電力、東京電力、関西電力、電力中央研究所、NTTデータ、NTTドコモ、東邦ガス、JR東海、JR東日本、JR西日本、名古屋鉄道、東武鉄道、中日本高速道路、首都高速道路、名古屋高速道路公社、等
<建設>大林組、鹿島建設、清水建設、大成建設、等
<コンサルタント>日本工営、パシフィックコンサルタンツ、建設技術研究所、長大、日建設計、等
<鉄鋼・鉄構>新日鐵、三菱重工、JFE、横河ブリッジ、等

ページの先頭へ
お問い合わせ   サイトマップ   名古屋大学トップへ
名古屋大学 工学部・工学研究科
〒464-8603 名古屋市千種区不老町
Copyright © 2012 Nagoya University. All rights reserved.
このホームページは名古屋大学 工学部・大学院工学研究科が管理しています。